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写真家的業務改善行動51 続・視覚+聴覚

写真家的業務改善行動51 続・視覚+聴覚

おはようございます。
 午前10時、幕別町に立ち寄ってから買物へ。仕事は午後2時頃から。前半は中小企業家同友会道北あさひかわ支部12月例会の準備。大まかな内容を決め、必要なスライドを集める。もう少し時間がかかりそうだ。夕方、ある文書を読み込む。前回はSiriで読み上げたが、別な読み上げソフトを再度試してみる。精度が上がっているように感じられた。音声を保存。1.8倍速で再生すると快適だ。報告書にアンダーラインを引いたり、メモ書きしながら、視覚+聴覚で情報をインプットしていく。6時頃業務終了。

決め手は再生速度

10月31日に書いた「視覚+聴覚」の続きです。
 昨日気づいたのは、音声の再生スピードが重要であるということでした。Siriで再生する場合、1倍速、1.5倍速、2倍速となっていて、中間に設定することができないという弱点があります。1.5倍速では遅く感じられ、2倍速だと聞き取りにくいところがある。慣れれば速聴できるようになるのかもしれません。ただ、今の僕には1.8倍速あたりが望ましい。
 そう思って、前回使い物にならないと感じた有料版の読み上げソフトを再度試してみたのです。正解でした。この読み上げソフト(音読のプロ Premium)は速度調整できない代わりに、音声保存機能がついています。いったん保存し、再生ソフトで聴く。ひと手間かかりますが、さほど面倒ではありません。
 ふだん使っている再生ソフトはソニーのSound Organizer。0.3倍から3倍の間、0.1刻みで再生速度を調整できる。たぶん、他のソフトも同じような機能が備わっているのではないかと思います。たいていの場合、1.8倍速でちゃんと聞き取ることができる。ざっくり内容を知りたいという場合には、2倍速もよく使います。
 日経ビジネスの電子版にも音声読み上げ機能があります。こちらも再生速度の細かな調整が可能。1.0倍速で再生すると、ものすごく遅く感じられます。2倍速でも遅い。だんだん耳が慣れてきたのでしょうか。今は2.5倍速くらいがちょうどよく感じられます。
 文章の中身をちゃんと理解できるギリギリの再生速度。そこにピタリと合わせることができれば、ほぼストレスを感じることなく文書や雑誌を読むことができる。僕は数年前から読み上げ機能を活用するようになりましたが、最初の頃に比べるとずいぶん精度が高まっているような気がします。固有名詞を除けば、ほぼ満足できるレベルです。ただ、日経ビジネスで菅首相を「かんしゅしょう」と読み違えるのは早く修正してほしいですね……。
 それはともかく、この機能を取材・執筆活動にうまく活用することはできないだろうか、と考えています。取材ではICレコーダーを使って録音しています。かつては手間暇かけて文字起こしをしていました。今はAI文字起こしという便利なサービスがあります。録音状態によって変換精度が異なりますが、だいたい意味がわかるというレベルでもよい。これをテキスト化して、さらに1.8倍速で読み上げると、執筆に使えるのではないか? 
 ややこしく感じられるかもしれませんが、取材の中では空白の時間がけっこうあるものです。特に僕の場合は沈黙している時間が他の編集者・ライターよりも長い。音声をそのまま再生すると、我ながらうんざりしてしまうのです。テキスト変換→1.8倍速読み上げ。これで数倍、効率化することができるのではなかろうか?
 そんなことをずっと考えていたら、それにピッタリと思える新商品情報が目に飛び込んできました。今使っているICレコーダーはずいぶん昔に買ったものだし、そろそろ買い換えてもよい頃でしょう。予約注文しました。試してみて、すごくよかったら編集部用にも購入しようかな……。僕が求めている機能がほぼすべて備わっている。商品開発者が僕のブログを読んでいるとしか思えないような製品(言い過ぎですね)。編集者、ライター、記者のニーズをよくつかんでいます。
 視覚+聴覚の両方を使って効果的に情報をインプットできれば、あとは頭の中で情報を編集・加工するだけ。アウトプットまでの時間が大幅に短縮できるに違いありません。

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