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写真家的業務改善行動54 講演時の話す速度

写真家的業務改善行動54 講演時の話す速度

おはようございます。
 午前10時からパソコンに向かう。中小企業家同友会道北あさひかわ支部12月例会の資料作成。凝り性ゆえか、いつもの通り時間がかかる。午後4時頃、いったん完成。動作確認と修正。5時半、仕事を終える。他の仕事は手つかずのまま月曜を迎えることとなった。

過剰なスライド枚数

パワーポイント(キーノートでもプレジでもよいのですが)があるおかげで、いつでもどこでもどんな場面でも緊張することなく、講演、講義、セミナー、プレゼンができる。プレゼンツールというのは非常にありがたいものです。
 ただ、僕の場合、ちょっとした欠点があるようです。プレゼン資料を盛りだくさんにしてしまう。スライドの適正枚数があるとすれば、1.5倍くらいにすることが多い。少なすぎるよりは多いほうがよい。無意識のうちにそう思って、盛りだくさんにしてしまうのでしょう。たぶん、そうした傾向を持つ人は僕だけではないようです。
 これまで数多くの講演、講義、セミナーを聴いてきました。9割くらいの講師はプレゼンツールを使います。中には、明らかに多すぎるスライドを持ち込んで講義を始める人がいますね。どのように話を進めていくのか、講義内容だけではなく、話し方にも僕は興味があります。
 ここでいくつかのタイプに分かれます。ひとつには、「今回は時間がない」とスライドを飛ばして話すタイプ。確かにこれなら時間内に話し終えることができます。ただ、聴き手としては使わなかったスライドの中身が気になる。講師の話が脱線して、スライドを半分以上飛ばしてしまう……といった講演を聴いたことがあります。こうしたタイプの講師は、あらかじめ大量のスライドをストックしていて、講演内容、聴衆の傾向を見て、臨機応変の話の中身を変えているのだと思います。だから、飛ばされたスライドは「自分には関係なかった」と思うべきでしょうね。
 僕と同じタイプの講師の場合は、用意したスライドすべてについて語ろうと努力します。その結果、必然的に早口になる。通常は1.2倍速。1.5倍速で話すと「速すぎる」と感じる人が増える。1.2倍速、ときどき1.5倍速といった話し方をすると案外ちょうどよい。もちろん、一番よいのは適正な分量のスライドを用意することではありますが……。
 上級者になると、言葉の選び方で調節できるようになるのでしょう。回りくどい話し方をせず、的確な言葉を選択する。少ない言葉数でより多くの情報を伝える。僕もそのようにしたいところですが、実際にはそうなっていません。卓越した講師の場合は、ゆったりとした話し方にも関わらず、時間内で豊富な情報がインプットできたと感じる。この違いは何なのか、いつも気になるところです。
 言葉が多いから相手に伝わるというものではない。そのことは重々わかっていながらも、つい盛りだくさんにしてしまう。聴き手の理解度、納得度を確認しながら話すことができていないためかもしれません。たぶん、上級者はここが違うのでしょう。これは講演、セミナーばかりでなく、ふだんの会話の中でも同じことが当てはまりますね。
 相手に伝わっているかどうか。それがわかれば、余計な言葉は大幅に削減することができる。たぶん、僕が書いている社内報の原稿も半分くらい減らすことができるに違いありません。
 情報流通量が爆発的に増えていますから、本当は少ない言葉で最大限の情報を伝えられるよう工夫すべきなのでしょう。そうわかってはいても、僕の伝え方はあと数年は変わらないだろうな……。
 ただし、今週末に行う中小企業家同友会道北あさひかわ支部12月例会のプレゼン資料は、少し中身を削ることにします。60分の講演でスライド62枚は明らかに多い。1.2倍速、ときどき1.5倍速で話せるよう調整しようと思います。

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