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仕事観について79 30年前の社訓

仕事観について79 30年前の社訓

おはようございます。
 朝は写真セレクト作業。10時、通販会議。11時半、スロウ編集会議。12時半、帯広ロータリークラブ例会。いずれもZOOM。1時半、遅めの昼食。午後に予定は入っていない。次々片付けていくぞ……と意気込むが、2300字ほどの原稿に2時間以上かかってしまった。考えすぎたためか。夕方、取材準備と取材依頼をして業務終了。

命令形の意味

自宅書斎の机の前には中くらいのホワイトボードを取り付けています。窓の半分をホワイトボードで塞いでしまいました。このホワイトボードはアイデアを書き出すためのものではなく、貼付するものが決まっています。そのうちのひとつに、「社訓について」という1990年の社内報のコピーがあります。先代社長が社訓について述べている文章。社訓は今も朝礼室に掲げられています。しかし、今年はZOOMで朝礼が行われるようになりましたから、目にしている人はほとんどいないでしょう。
 我が社の経営指針書にも記載されていますが、今では社史の一部となっている「社訓」。読み返すと、確かにその通りだなぁ……と感じることが多いものです。
一、常に明るく行動せよ
一、自ら求めて成長する人間であれ
一、何事によらず遅れるな
一、責任を回避するな
一、競争あるところに繁栄がある
 2002年までは、朝礼の場でこの社訓を唱和していたと記憶しています。2002年10月から、この年にできた経営理念を社訓に代わって唱和するようになりました。
 僕は命令形になっているところが気になって、20年前はあまり好きではなかったのですが、毎日目にしているうちに気に入ってきました。中身はまったくその通り。そして、命令形になっているところにも、何か意味があるのだろうと考えるようになりました。
 僕自身は人から強制されるのは好きではありません。たぶん、みんなも同じであるに違いない。そう長年信じてきたのですが、どうやらそうではないということがわかってきました。命令されたり、強制されることで動くことができる。にわかには信じがたい事実に唖然としたことがありました。
 20年近く前のある日、「命令してください。そうすればその通りにやります」と社内の誰かから言われたのです。ビックリしました。命令しろと命令されたのは、生まれて初めてのことでした。筋金入りの指示待ちタイプ。このレベルになると、むしろ清々しさすら感じます。きっと、命令すればバリバリ仕事をこなしてくれるのでしょう。
 それはともかく、「自らの意志で行動する」タイプの人材を増やしていかねばならない。そんなことを20年前に考えていました。その一方、「よいこと、必要なことは強制すべき」という考え方もありました。僕自身は「自由」を追い求めている人間ですが、自由を使いこなせる人は少ない。僕自身、自分が自由を手にしたならば、きっとおかしな方向へ向かってしまうのではないかと思います。
 自分の意志は尊重されるべきですが、組織の中にあっては命令されたり強制される場面があるのは当たり前。そう考えるべきでしょう。
 人間は複雑な生き物です。「命令や強制されるのが好き」と公言する人はまずいません。けれども、命令されると迷うことなく動くことができる。そのほうが気が楽……と考える人もいるわけです。僕にもそういう傾向が少しだけあります。
 この段階からもう一歩積極的人生態度に変えていくには、「自分で自分に命令すればよい」ということになるでしょう。他人から命令されるよりも、このほうがはるかに心地よい。部下に命令したり強制したりするのは、上司にとって負担となるものです。自分で自分に命令する。そんな自立型人間になれば、みんながハッピー。その次には、「自ら進んでやりたくなる」という段階が待っています。

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