おはようございます。
朝、言葉が湯水のように湧いてきた。来週書こうと思っているあるテーマについて。風呂に入っていたため、書き留めることができない。上がってから2つだけメモをする。9時過ぎ、取材先へ向かう。ここでも言葉が湧いてくる、車の運転中なのでやはり書き留められない。ICレコーダーを活用せねばと思った。10時、芽室で取材。一通り撮影してから話を伺う。相変わらず、僕の取材は素人っぽい。それでもおもしろい記事になりそうな手応えがあった。
午後は自宅で講演の準備。話の中身ではなく、カメラとライティング。僕はずっとWEBカメラに付いている広角レンズが気になっていた。標準レンズ付きのWEBカメラというのは存在しないようだ。テレワークだと広く映す必要はない。売れるはずだと思うのだが。そんな理由で、ミラーレス一眼をWEBカメラとして使用することにした。WEBカメラ対応ソフトが無償で配布されていることを知りダウンロード。しかし、なぜかうまくいかない。あきらめて、4ヵ月前に購入したHDMIキャプチャーボードをつなぐ。カメラのバッテリーはACアダプタから。2時間以上、まったく問題なく映し出していた。安心して、社内報原稿を書く。短いほうは30分ほどで書き終えた。
5時、同友会事務所で十勝経営者大学運営会議。6時50分、帯広柏葉高校へ。7時から同窓会役員会。8時過ぎ帰宅。
湯水のように湧く言葉をどう記録するか
滅多にないことですが、言葉が次々と湧いてくる日があるものです。僕の場合は年に3回か4回。しかし、多くの場合は入浴中か車の運転中。メモをとるにはちょっと困難な状況。夜、眠る直前に言葉が湧き出すこともあります。眠いのに言葉が浮かぶ。頭に浮かんだことがテキストに変換され、メールで送ってくれるとよいのですが……。
さすがに、そこまでの便利さはありませんが、かなり使えそうなICレコーダーを手に入れました。ソースネクストの「オートメモ」という製品。録音された音声を自動的にテキストに変換し、登録したアドレスにメールしてくれる。これは非常に便利。
昨日はさっそく、取材で使ってみました。店のBGMの影響を受けたためか、若干精度は落ちる。録音の仕方を気をつけねば。それと、取材者である自分の声も入ってしまいます。ちゃんとテキスト化しようと思ったら、マイクを使うほうがよさそうです。次の取材では、このあたりに留意して再チャレンジしようと思います。
さて、昨日のような言葉が湯水のように湧き出すような日こそ、オートメモの出番であるに違いない。そう気づきました。つまり、四六時中持ち歩くべきアイテムなのです。アイデアが浮かんでもメモすることができない、という状況は案外多いものです。僕はそんなとき、iPhoneのSiriを使って、自分宛にメールしていました。まだ正確なところはわかりませんが、恐らくSiriよりも高い精度で音声入力できるでしょう。試しに、平易な言葉で音声入力してみました。ひとつも間違いなくテキスト変換されていました。
変換の精度については問題なさそう。課題はいかによい音質でインプットできるか。この一点ですね。これを取材で使えるようになると、原稿を書くのが劇的に楽になるに違いありません。
そればかりではない。口述筆記も不可能ではないかも……。と、一瞬思いましたが、残念ながら僕の頭の中はそれほど整理されているわけではない。言葉の断片は音声入力できても、文章化するのはやはり手作業になるでしょう。しかし、もしAIが文章を書くようになったとしたら、原稿を書くという作業がほとんど不要になってしまうかもしれません。
便利で楽ではありますが、恐ろしい時代でもありますね。便利だなと思って使っているうちに、やがて文章作成能力が不要な時代がやってくる可能性もある。文章作成力よりも、文章表現力が求められるようになるはず。最終的には「何を考えているのか」がすべて。あとはAIが形にしてくれるようになるかもしれません。
そうしたテクノロジーが人間にとってよいものなのか、恐ろしいものなのか? 使い方を間違えると困ったことになりそうな気がします。