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活動記録72 カメラの前

活動記録72 カメラの前

おはようございます。
 8時半、朝礼。9時半頃、出社。10時、応接室を使ってビデオの収録。15分ほどの長さだが、かなりエネルギーを使った。11時帰宅。社内報原稿の修正。締め切り日より数日早く入稿できた。午後は帯広経営研究会2021年度要覧の入稿作業。受け取ったデータは比較的よくまとまっていた。順調に作業が進んだ。5時半、同友会事務所。中小企業家同友会とかち支部四役会。6時からは幹事会。例年なら幹事会終了後、「望年会」となるのだが、今年はコロナのため中止。どうも年末という感じがしない。先月同様、幹事会と学習会が行われた。8時40分帰宅。

「間違えてはいけない」という固定観念

年齢を重ねるとともに、人前で話す機会が多くなりました。そのときの状況によって、緊張したり、気合いが入ったり、リラックスして話したり……さまざまです。
 しかし、必ずといってよいほど緊張するのは「カメラの前で話す」こと。実際にはビデオカメラだけではなく、撮影者が目の前にいるわけですが、基本はカメラに向かって話しかけることになります。これが妙に緊張する。動画を撮られることに慣れていないのかな? 20年近く前から何度かテレビの取材を受けていますが、いまだに変なところに力が入ります。
 昨日の撮影は中小企業家同友会のYouTubeチャンネルのためのもの。コロナ禍により新年交礼会が中止となったため、その代替企画として「2021年我が社の経営戦略」と題して、各支部会員1名が報告することになったのです。日程に余裕がないということもあり、今回は僕が報告することとなりました。
 撮影は我が社の動画の専門家であるT氏。応接室のモニターをカメラの上に置いて、モニターに原稿を映し出す。カメラに向かって語りかけるようにしたいところですが、ちょっと棒読みっぽくなってしまったかな? やはり原稿なしにすべきだったか? 迷いますね。
 講演や講義であれば、パワーポイントを使うので、緊張も心配もなく話すことができます。今朝になって、「どうしてパワポにしなかったのか?」と思いました。一言一句間違えてはいけない。そんな固定観念が頭の中にあったようです。ふだんの講演と同じでよいではないか。いやはや、どうしよう? もう一度撮り直してもらおうかな……。
 この「間違えてはいけない」という観念が、日常のさまざまなシーンで自分の動きを縛っています。僕の場合は「間違ったことを言ってはいけない」と思って、余計に間違ったことを言ってしまうことがあります。間違ってはいけないと思っているうちに、行動をするのが遅れたり、行動しなかったりする。これは間違い以前の「大間違い」といえるでしょう。
 間違いはない。あるいは、間違ってもどうということはない。そんなふうに考えることですね。実際、間違ったことを言いながらも微妙に軌道修正して、大意を伝えることを得意とする人もいます。会話の中であれば、そのような方法もありでしょう(重大な間違いはその限りではありませんが)。
 ビデオのように記録として残るような場合は、やはりちゃんとしたことを話さなければなりません。それでも「原稿を読み上げる」というスタイルでは、聴いていておもしろみがない。昨日は、おもしろみがない分、力を込めて語ることを心がけました。妙な緊張感とともに、相当エネルギーを使うこととなりました。
 しかし、何事も「慣れ」ですね。何度か経験するうちに、きっとリラックスして語りかけられるようになるに違いありません。僕がビデオ収録に悪戦苦闘していた頃、自宅では明日開かれるウェビナーのリハーサルが行われていました。「スロウ日和」が主催する自治体向けのウェビナー。おもしろそう。見学したいところですが、残念。明日はびっしり予定が入っていました。若手の人たちは環境対応力が高いためか、何の抵抗もなさそうですね。カメラの前に立つと身構える僕とは大違いです。
 僕も、カメラの後ろに立つだけでなく、カメラの前に自然に立つことのできる人間にならなければなりません。

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