
おはようございます。
午前10時頃から仕事を始める。何となく動きが鈍い。午前中は写真選び。インデザインで写真を一通り配置してみる。さらに本文を流し込む。多少手直しする。5ページ分はこれでよさそうだ。午後、残り2ページの原稿を書く。入稿目前というところ。もう一本の原稿は手つかず。今日と明日でまとめ上げたい。
波乱の時代
僕の仕事の仕方は自己完結型。雑誌の場合、自分の担当記事では、原稿、写真、デザイン、すべて自分で行います。ただ、デザインに関しては素人なので、インデザイン上でラフを作成するという感覚。中途半端なデザインデータをプロのデザイナーに渡して、美しく整えてもらう。これはデザイナーからするとやりやすいのか、迷惑なのか、微妙なところといえましょう。それでも、90%くらいの完成度で渡すようにしていますから、手書きのラフを渡されるより効率的に違いありません。
問題となるのは、僕の仕事のスピードがなかなか上がらないというところにあります。30年前からずっと変わらないのは、僕は手書きでラフを作成するのが超苦手であるということ。みんな、よくさらさらとラフが書けるものだと感心してしまいます。イメージ力の違いなのでしょうか?
僕の場合は、実際の写真を並べ、さらにテキストを流し込んでみなければ誌面のイメージが湧かない。だから、本文を書き上げてインデザインに流し込んでからタイトル、見出し、キャプソンを作成していきます。
DTP以前の30年前はどうだったのだろう? 思い出してみると、通常のライターが行っているようなプロセスを踏襲していました。違いがあるとすれば、自分の撮った写真を使っていることくらい。ものすごく下手だなと思いながらもラフを作成し、原稿と一緒にデザイナーに渡して、注意点等を説明していました。
今思い出しました。僕が一番苦手だったのは、「デザイナーに説明する」ことでした。説明不足によって、ちょっと違うと思うようなデザインが上がってくることがありました。やり直すほどではないちょっとした違い。自分に原因があるのですが、それがどうにも気になって、イラストレーター5.5(当時)を使って、自分でデザインするようになったのです。当時は毎日イラストレーターと悪戦苦闘。バージョンが7.0になった頃、ようやく何とか使えるようになりました。出版業界ではまだアナログが主流だったと思います。写真以外のデータをフロッピーに入れて、ポジフィルムと一緒に渡すというやり方でした(記憶が曖昧ですが)。
アナログとデジタルが混在していた1990年代。この頃の入稿の仕方はかなり無茶なやり方だったと思います。インクジェットプリンタで出力した文字を写植の代わりに版下台紙に貼り付けるといったこともまかり通っていました。当時、印刷会社は大迷惑だったのではないかと想像します。プロのデザイナーもDTPの知識にバラツキがありました。中にはCMYKすべて100%みたいな色指定をする人もいたと聞いています。
1990年代と今。ちょっと似ているところがありますね。90年代はアナログからデジタルへの移行期。これは地方の印刷会社から始まり、首都圏の同業者や出版社はアナログのシステムが最後まで残っていたと記憶しています。これはアナログの分業システムが大都市のほうが完備していたため。地方の印刷会社は自社完結型だった。このため、比較的スムースに転換できたわけです。
今はDXへの移行期。これからの数年間、いろいろ混乱するような場面が出てくるのではないかと思います。1990年代は地方から変わっていきましたが、今回は違った形になるでしょう。ビジネスモデルが根本的に変わっていくことになるでしょうから、印刷の現場が混乱するというよりも、経営者や営業パーソンが困惑することが起こるのではなかろうか?
次の時代のシステムが確立するまで、波乱の展開となるでしょう。その際、求められるのは、「全体をイメージする能力」と「各自得意分野を持って分業できること」でしょうね。
