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写真家的業務改善行動62 ライフログアプリ

写真家的業務改善行動62 ライフログアプリ

おはようございます。
 午前中は「記憶の中の風景」を仕上げる。画質調整、インデザインに配置。短い文章を書く。2時間ほどで完成。担当デザイナーにデータを送る。これでスロウ66号の入稿をすべて終える。昼食後、ひと息入れたら、パソコンに向かう気が失せてしまった。このままでは半日無意味な時間を過ごすことになりそうだ。午後2時50分、撮影に出掛ける。音更、芽室。買物をしてから帰宅。

消えた行動記録

2014年9月から、「僕の来た道」というアプリを使ってきました。自分の行動を自動的に記録するライフログアプリ。精度は今イチでしたが、撮影以外にも便利に使っていました。
 それが去年の11月から使えなくなっていた。ただ、過去の記録は残っているのだろう……とのんびり構えていたら、滞在場所がすべて「不明」と表示されている。「○○エリアに入りました」という本当に大雑把な記録が残るのみ。
 失った記録を悔やんでも仕方がない。代わりにアプリを見つけなければ。Googleマップのタイムラインがよいのか、それとも別なアプリにすべきか。まず、Googleマップのタイムラインを試してみようと思ったのですが、うまく表示されない。あきらめて「ルートヒストリー」というアプリを入れてみました。
 悪くはない。しかし、何時何分、どこにいたのかを知るにはどうしたらよいのだろう? 「僕の来た道」が便利だっただけに、新しいアプリの使い方をマスターするまで時間がかかりそうな気がします。
 単にスマホのGPS機能で取得した位置情報をBluetooth経由でカメラに送信すればよいだけの話なのですが、僕としては撮影場所だけではなく、ライフログを記録しておきたいと考えています。何に使うというわけではないのですが……。ただ、後になってから、何時何分どこにいたのか、確かめたいと思うことがあります。手帳に記録するのは大変ですから、自動的に記録してくれるアプリには重宝します。
 ライフログアプリとGoogleカレンダーを併用すれば、だいたい居場所を特定させることができます。僕の場合は、予定を埋め込むだけではなく、記録としてGoogleカレンダーを使うことも多い。ほかに、To Doリストとして記入することもありますから、月単位の表示にすると、行数がまったく足りない。行間を詰めて表示できるような設定があればよいと思っています。パソコンを「月」、スマホを「スケジュール」で表示させて、両方を見比べることもあります。
 それにしても、過去の自分の行動は便利に記録できるようになりました。その昔、自分の1日分の行動記録を詳細につけていた時期がありました。日記ではなく、行動だけの記録。もう、35年くらい前のことです。そのときのノート(手帳サイズのもの)はたぶん捨ててしまったと思います。今残っていたら、興味深いことが書かれていたに違いありません。
 他人にとって意味はなくても、自分には必要な記録というものがあります。記憶は次々と失われていきますから、何らかの形で残しておくほうが年をとってから何かの役に立つのではないかと思います。僕の場合は、文章を書くときに役立つ。今はデジタル写真ですから、一枚一枚の写真に撮影年月日のデータが埋め込まれている。これだけでも、非常にありがたい情報です。
 自分の撮った写真ならまだしも、他人の撮った写真で日付がわからず、しかも知らない人物、知らない風景が写っていると、何の情報にもなりません。アートとしての価値を持つ場合は別ですが、5W1Hのうち3Wくらいは判明していると、記録写真として価値が生まれます。
 自分の仕事や人生にしても、記憶をたどることのできるような記録を残すことが重要ではないか? ただ、デジタルに頼りすぎるのは危険ですね。知らないうちにサービス終了となる可能性があります。複数のツールで残すべきだという教訓を得ました。

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