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学習記録42 屋久島オンライン

学習記録42 屋久島オンライン

おはようございます。
 午前11時から仕事を始める。6時間くらいかかりそうだと想定していたが、実際には3時間で目処がついた。難しそうと思っていても、やり始めるとそうでもない。よく経験することである。午後2時半からは休日として過ごす。夜9時、「屋久島オンライン『島そのものがミュージアム』Supported by 環境省」というオンラインイベントに参加。参加といっても、僕は視聴していただけ。多くの参加者がZOOMのチャットでコメントや質問を投稿していた。オンライン二次会も開催されたようだったが、夜遅いので二次会前に退出した。

ひとり語りのおもしろさ

このイベントのことは、たまたま開いたLINEで知りました。僕がLINEを開くのは1ヵ月に1回程度。かなりレアな偶然といえます。それも、高校時代の同級生である小原比呂志氏がイベントのスピーカーを務めるという。単純に、卒業から41年たってどんなふうになっているだろう……という興味が半分くらいありました。残り半分は仕事上の興味。どんなふうにオンラインイベントを開催しているのか。2つの関心があって、この夜遅くに始まるイベントに参加したのでした。
 登録サイトで確認してみると「参加者384」と表示されています。参加費無料のイベント。実際には300弱の参加者だったと思います。それでも、熱心な屋久島ファンが多いという印象でした。小原氏の話も通り一遍のトークではなく、聴き応えのあるものでした。前半は地学の授業のようでしたし、後半はドキュメンタリー番組のようでもありました。
 僕は参加前、動画を使ったツアーのようなものに違いない、と勝手に思い込んでいました。でも、改めて考えると「ツアー」という文字はどこにもない。あくまでも、屋久島ガイドの第一人者、小原氏の話をじっくり聴くというイベント。参加者もそれを期待して視聴していたのでしょう。僕は卒業後の小原氏をまったく知りませんでしたが、NHKドキュメンタリー「伝説の超巨大杉を追う」の捜索隊長を率めるなど、活躍しているらしい。
 同窓生の姿をオンラインイベントで見るおもしろさを味わった後、僕はイベントの構成が気になってきました。
 最初に司会者から小原氏の紹介があっただけで、あとはずっと小原氏のひとり語り。こんな地味なイベントでよいのだろうか……と思いきや、10分もすると、これが次第に心地よくなってきたのです。
 あるのは小原氏の話と画像のみ。それも地形図や写真。動画はたぶんなかったはず。途中からはパワーポイントのスライドを使って話していました。ウェビナーに参加したような感じでもあります。実際、どういう位置づけのイベントなのか僕はよくわかっていませんが、落ち着いて視聴できるし、聴いていてためになる。そんな安心感のあるイベントだったと思います。
 余計なBGMがないのもよかったですね。僕はテレビの「音」がときどき気になります。この場面でBGMが必要なのか、と思ってしまう。昨日のイベントのように、ためになる話を淡々と語ってくれるほうが頭に情報がストレートに入ってくる。もちろん、質の高いテレビ番組もありますから、どちらがよいというものではありません。
 昨日のイベントを振り返ってみると、雑誌や書籍に近いつくりだったという印象です。イベントにしろ、テレビにしろ、凝ったつくりにすれば大勢の人が関わらなければ形にならない。必然的に、万人受けするような路線を目指すこととなるでしょう。少人数で制作する場合は、自分の思い通りにできるというメリットがあります。雑誌の場合、ひとつの記事は担当編集者の思い通りにつくることができる。書籍では1冊まるごと自分の思い通り。
 どちらにもおもしろさがあります。僕は「その人が何を考えているのか」に関心がありますから、濃度より純度の高いコンテンツを好む傾向があるようです。凝った映像が演出がなくても、ひとりの興味深い人物がたっぷり語ってくれると十分楽しめる。この地味におもしろいイベントという分野は、今後有望といえるのではないでしょうか。

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