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リフレーミング76 オートクライン

リフレーミング76 オートクライン

おはようございます。
 午前8時50分出社。9時、同友会とかち支部事務局次長のK氏とともに会員企業訪問。清水と音更。午後1時45分帰社。2時来客。ミーティングは2時間に及んだ。4時半帰宅。5時、早めの夕食。6時半、帯広経営研究会新年総会。終了後にはオンライン飲み会。あらかじめ、飲み物・おつまみセットが会社に届けられていた。参加者全員、近況や今年の抱負が語られた。その中には重要な情報が含まれていると思った。

企業経営者は多弁

一日中、誰かと会って話を聴いたり話をしていました。大勢の人から話を聴くと、当然ながら自分の視点とは異なることに気づきます。自社の視点、顧客の視点、金融機関の視点、経営者仲間の視点、第三者の視点……。いろいろな視点がある。自分の視点と他人の視点を照合しながら、さまざまな考えがまとまっていくものです。
 企業経営者には多弁な人が多い。何も質問しなくても、あれこれ話してくれる。したがって、取材の場合は僕のように質問スキルが低くても、さほど困ることはありません。そういえば、僕はまだ「無口な経営者」という人に出会ったことはないような気がします。物静かな人でも、いったん話し出すと止まらないという人のほうが多い。
 僕もどちらかというとそれに近いタイプ。ずいぶん前の話ですが、日創研経営研究会の全国経営発表大会で「あなたは喋りすぎだ」というアドバイス(?)を受けたことがあります。たぶん、1.5倍速くらいで話し続けたのでしょう。文章を書いていても暴走しそうになることがあります。社内報の原稿も最初は1500字程度にまとめようと思っていたものが、5000字超になってしまい、そのまま5000字超の文字数が定着してしまいました。伝えることに妙な使命感を持ってしまう。ここに企業経営者の共通項がありそうです。
 しかし、昨日思ったのは、理由はそれだけではないということなんですね。無意識的にオートクラインを求めて多弁になっているのではないかと思うのです。オートクラインとは、自分の話を自分で聴くことにより、自分の考えに気づくこと。コーチングではよく使われる用語。可能思考研修を受けた頃オートクラインについて学び、なるほどと思ったものです。
 喋りながらどんどん話が広がっていったり、ハタと気づくことはないでしょうか? 僕は「喋りながら考える」タイプではなく、「考えがまとまってから喋る」というタイプ。なので、話がどんどん広がるというケースは少ない。話ながらテーマを掘り下げていきたいと考える。オートクラインが働くと、「なるほど、そういうことなのか」と気づき、自分の仮説に自信が持てるようになる。あるいは、自説を軌道修正することもあります。
 昨日も、自分の心の中で一部を軌道修正していました。そのときは、頭が高速回転していたため、新たなアイデアが浮かぶと同時に、30度くらいの角度で方向転換。実にあわただしい。こんなとき、頭の中にボイスレコーダーが備わっていたら便利でしょうね。
 リアル開催かオンラインかは別として、帯広経営研究会新年総会後の懇親会では、毎年参加者一人ひとりが新年の抱負を語ることになっています。ひとり1分に設定しても1分で話し終える人はほとんどいません。長時間、各会員の抱負を聴くことになります。聴きながら、自社と照らし合わせて気づくこともあれば、異業種の情報をインプットすることもある。そして、自分が話すときにはオートクラインによって、ぼんやり考えていたことが明確になる。
 例会や勉強会では「報告者の話を聴いて気づく、考える」ことに主眼が置かれていますが、「自ら語ることで自分の考えを知る」ような勉強会があってもよさそうです。同友会の経営指針研究会はこれに近いかもしれません。オートクラインが起きやすくなるような勉強会。ZOOMを使った集まりでも、可能であるような気がします。

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