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仕事観について86 仕事を創造する

仕事観について86 仕事を創造する

おはようございます。
 午前9時、ZOOMで面接。一次はリアル面接だった。二次のオンライン面接はマスクなし。お互い素顔で話すことができる。「直接会わなければ伝わらない」と考える人が多いが、僕は逆の考えだな……。もちろん、リアル+マスクなしが望ましいのだが。
 11時からはリアルミーティング。ZOOMでもよさそうなミーティング。メリットはコーヒー付きというところだろうか。1時間では終わらず、20分ほど時間オーバー。午後1時、別なリアルミーティング。2時半、オンラインミーティング。あるシステムについて説明を受ける。6時、同友会事務所。中小企業家同友会とかち支部臨時四役会。8時半帰宅。経営指針委員会に途中から参加。議題が多かったためか、10時までかかった。面接を含めると、6つのミーティングまたは会議に出席した。最後は抜け殻のようになっていた。

1万年前と今日との類似点

仕事観は人生観や人間観と密接に関係しています。そういえば、会社の応接室の棚に「人生三観」というビデオがあるはずです。ずいぶん前に購入したVHSのビデオ。今さらという感もありますが、人生観や人間観が仕事観に与える影響には大きいものがありますね。そう考えさせられるようなことがたびたび起こります。
 人生についてどのように観ているのか(人生観)。人間というものをどのように観ているのか(人間観)。人生や人間についてネガティブな見方をしている人は、やはり仕事についてもネガティブな見方、考え方になってしまいます。3つの価値観が好ましいものとなるよう、絶えず自己変革する必要があるのではないかと思います。
 ただ、20代の頃の自分はどうだったのかというと、仕事観など考えたこともありませんでした。たぶんそうした言葉を使ったこともなかったはず。ただただ目の前の仕事に取り組み、「もっと仕事ができるようにならなければ」と考えていました。楽しい仕事も苦しい仕事もありましたが、えり好みしたことは一度もなかったと思います。バブルの頃。多少失敗しても仕事がなくなることはなく、ぶっつけ本番で働きながら成長できた時代でした。
 今はどうか? 20代、30代の人たちと話をすると、健全な人間観や人生観を持っていて、驚かされるようなことがあります。それに伴い、仕事観についても、きわめて健全なもののように感じられる。仕事を通じて、人生三観をさらに高めてほしいと願っています。
 今の若手にとって不利な点は「あふれるような仕事」とは縁遠いところ。逆に、何もないところから仕事を創造していかねばならない。僕の20代、30代は「与えられた仕事をクリエイティブに仕上げる」ことが仕事の目標でしたが、今の時代は自分の仕事を自分で創造するところからスタートする。必然的に仕事観、人生観、人間観が磨かれていくことでしょう。
 と同時に、苦労が多いことが容易に想像されます。僕の20代、30代の頃よりも今の若手のほうが苦労している。人類の歴史にたとえれば、狩猟採集生活から農耕牧畜生活へ移行するようなもの。目の前で実っていた果実はすでになく、畑を耕す必要に迫られている。これがバブル崩壊後の30年なのだと思います。1万年前の人類は大変な苦労を重ねて、大きく発展していくことになりました。
 その一方、農耕牧畜生活以降、人類には大きな格差が生じるようになりました。情報・知識の差が貧富、権力、身分の格差を生み出す。情報量が増えるにつれ、その差はさらに拡大していきます。
 スケール感や背景に若干違いはあるものの、高度成長期、バブル期、バブル崩壊を経験した今日の日本とちょっと似ているような気がします。一億総中流から格差社会へ。どこかの時点で格差は解消の方向へ向かうと僕は考えていますが、今はむしろ拡大傾向にあります。
 コロナ禍で「K字型景気」などと言われています。優勝劣敗、二極化が鮮明になっている。企業もそうですが、個人においても「仕事を創造できる人」と「仕事を与えられるのを待つ人」との間で格差が著しい。企業は「仕事を創造できる人」を増やすことに努めなければなりません。

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