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偶然経営仮説30 偶然と意志

偶然経営仮説30 偶然と意志

おはようございます。
 午前10時、次世代経営会議。リアル会議。建設的な方向で話がまとまっていく。昼はノースランドへ。帯広ロータリークラブ例会。創立記念例会。コロナ前であれば、夜間に開催されるのだが、通常の例会同様12時半開始。ふだんと異なるのは持ち帰り用の弁当が豪華だったこと。それが理由というわけではないだろうが、出席率が高かった。卓話は第60代会長の高橋勝坦会員。「歴史と伝統 ~今に伝えること~」というテーマ。淡々とした語り口。歴史の話は興味深い。帯広ロータリークラブは全国で16番目に誕生したということも、今さらながら知った。1時40分帰宅。昼食後は山積みになっている仕事に取りかかる。小さな案件を済ませてから大物に着手。

歴史を調べることでわかること

世界史、日本史、郷土史、社史、団体史、自分史……。どれもそうですが、歴史におもしろさを感じるのは、その中に「今に通じる何か」を見つけることができるからではないでしょうか。
 子供の頃はそれについて、ほとんどわかっていませんでした。だから、学校の授業ではさほど歴史に興味が持てなかった。ほとんど、試験のための暗記だけで終わってしまいました。僕の自分史の中では、ちょっと残念な事実。今の学校教育では、歴史に興味を持つような指導が行われているのか、気になるところです。
 僕が歴史に興味を持つようになったのは、ずっと後のこと。40代になってから。ずいぶん遅かったですね。それも、必要に迫られての話。経営指針を成文化するために、自社の歴史を調べる必要がある。そう思って、社歴の長い人から話を聴いたり、昔の社内報を丹念に読み込んだりしたのです。当時受講していた研修「実践ビジネススクール」と「若手印刷人経営塾」の課題にもなっていました。しかし、研修に通っていなくても、きっと自社の歴史を調べていたことでしょう。それがわからなければ、何をどうしたらよいのか、方向性が見えてきません。
 丹念に調べたものの、自社の創業期の歴史は十分解明できず、多くの謎が残されました。その空白を可能な限り埋めていきたい。そう思って、今度は印刷の歴史をたどることにしました。しかし、グーテンベルクも謎の多い人物。わかりやすく書かれている本はほぼない。人類史上最大の発明のひとつと数えられているのに、なぜはっきりとした事実がわからないのか。印刷は情報の発信・記録という役割を担っているというのに、自身の情報については霧の中。ここに矛盾と謎を感じますね。
 それはともかく、社史と業界史を通じて、いくつも気づいたことがありました。社史からは10年周期と20年周期に気づきましたし、印刷の歴史からは「活版印刷の普及が世界史に与えた影響」と「インターネットが今日の世界に与えている影響」の相似形に驚くこととなりました。また、自分史と社史とのつながりにも、ちょっとした驚きがありましたね。やはり、どこかでは必ずつながっているもの。人生の前半、ソーゴー印刷とはほとんど接点なく生きてきたつもりでしたが、どこかで密接に関係していた。意外な発見がいくつも出てくるものです。
 「自分が歩んできた歴史」と「今自分が就いている仕事」との間には、きっと深い関わりがある。そう考えるべきではないかと思います。関わりの浅い人は、離れていったり、ただ生活のためだけに働くようになってしまうでしょう。20代の人であっても、歴史的必然性があって今の仕事をしている。その必然性とは何なのか? ここを解明すべきではないかと思います。
 いくつもの偶然が重なって我が社に入社した、という人が何人もいます。それは単なる偶然であり、他の仕事でもよかった……ということではないんですね。自分でも気づいていない無意識レベルの意志が、ある方向へ自分を動かしているのだ、と考えるべきでしょう。必ずしも我が社である必然性はないのかもしれませんが、今就いている仕事には自分史の中で重要な意味を持っている。そう考えるべきですし、そのことを信じることのできる人が何を成し遂げるのではないかと思います。

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