
おはようございます。
午前9時、スロウ67号のための買い物。あると思った店に目当てのものはなく、確実にあると思われる藤丸へ。11時頃帰宅。「編集者偏愛のひとしな」の撮影。昼食後、メールをチェックしたら、新入社員のSさんがクナウハウスに引っ越してくるとのこと。確かにそんな時期だ。引っ越し予定日をメールで知らされていたような気がする。買い物が午後ではなくてよかった。鍵を渡し、部屋を案内する。夕方、地区会交流会の資料を出力し、一部に目を通す。
プロダクトアウトでもマーケットインでもない道
今朝になって、一昨日行われたオンライン会社説明会について、ふと考え込んでしまいました。本当にそのような考え方、伝え方でよかったのか? もちろん、本心からそう考えての言葉ですが、僕の考えはひとつの考え方であって、その考えは会社のすべてではありません。
「つくりたいものをつくるという気持ちが強い会社」。そのような伝え方をしました。マーケットインではなく、プロダクトアウトの会社。さらに僕は、「誰もが勝手に新商品を開発しているという状態が目指している事業イメージ」と話を続けてしまいました。これはまぎれもなく僕の本心ではあります。しかし、誰もがそのようにできるわけではありません。僕自身も、好き勝手に新商品をつくったことは、過去2、3度だけだったと思います。
極端なプロダクトアウトを目指しているわけではない。そのことは説明会の中で伝えてはいるのですが、「誰もが勝手に新商品……」という話をしましたから、さほど軌道修正はできていないと考えるべきでしょう。
我が社は対極と思われるようなビジネスの仕方をしている。そう感じることが度々あります。
売上の主力である印刷事業について考えてみると、その多くは「顧客の要望に可能な限り応える」または「顧客の期待値以上の仕事をする」というところを目標としています。要望されたことを確実に実行する。広告事業についても同様です。もちろん、よりよいものを生み出すために、専門家である当社社員が提案する場面が多いに違いありません。しかし、たいていのケースでは「顕在ニーズを形にする」という仕事です。顕在ニーズをよりよい形にすることで、新たな課題が見つかったり、潜在ニーズを発見できるなど、次のステップに進むことができる。そのあたりに、印刷や広告事業のおもしろいところがあると考えるべきでしょう。
プロダクトアウト型の商品も同様。形にして、世に送り出した後に課題や潜在ニーズの発見につながっていく。どちらがよいというものではありません。ただ、我が社には「顧客の指示通りにつくる」ものと「自分たちの好きなようにつくる」ものと、両極端に存在しているところがあるような気がします。
そんな中、仕事力の高い人は、間違いなく第3の道を進もうとしている。そういうタイプの人が増えつつあることも感じています。それは「顧客の指示通りに違いないが、我が社にしかできないような工夫が凝らされている」といったような仕事。あるいは、「指示する側」「指示される側」という関係ではなく、「一緒によりよいものをつくる」という仕事の進め方になることもあるでしょう。特に、周年記念誌など制作期間の長い仕事では、コラボレーションできるかどうかが冊子の質を左右することになります。
プロダクトアウト型の商品では、潜在需要の見極めが欠かせません。つくりたいものをつくるわけですが、好き放題につくっているわけではない。新たな市場を創造できるのではないか、という仮説を立てながら新商品をつくっていくことになります。そういう意識は全員持っているはず。貴重な会社の資源を使っているのですから、どちらかというと慎重な人が多い。慎重になりすぎる人は、「プロダクトアウト型商品なのに指示待ち状態になる」という矛盾を抱えることになるかもしれません。
この第3の道を進む中に、我が社の成長・発展がある。そう考えてよいのではないかと思います。いろいろなタイプの人がいてよいわけですが、「指示待ちのみ」「好き放題のみ」という極端に走るのではなく、イメージ力とクリエイティブ力を発揮することが望まれます。
