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学習記録54 第11回地区会交流会 in 本別

学習記録54 第11回地区会交流会 in 本別

おはようございます。
 午前中はスロウ67号の写真選びと執筆準備。午後1時半、中小企業家同友会とかち支部、第11回地区会交流会 in 本別。僕はZOOM参加。メインテーマは「コロナ禍、人口減少の中で地方の我が社、我が農場は地域とどう共存できるか?」。講師は(一社)構想日本の統括ディレクター、伊藤伸氏。前半は講演。後半はグループ討論。最後はグループ発表と質疑応答。中身の濃い3時間だった。夕方、当社新入社員研修のスケジュールを調整する。

自分ごと化会議

地区会交流会の講師を務めた伊藤氏は本別出身。現在は内閣府政策参与を兼務。河野太郎行政改革・規制改革担当大臣のサポート役を務めているとのことです。
 講演は非常にわかりやすいものでした。話の前半には「低コスト・高満足社会の実現」という言葉が出てきました。その前段として「人口減少は悪いことなのか?」という問題提起があり、人口維持を目標とするのではなく、今いる住民が幸せになる計画が必要。長野県下條村の事例が紹介されていました。
 事前送付されていた資料に目を通して、僕がおもしろいと思ったのは「他人事」と「自分事」を図に表したものでした。他人事では「公(みんなのこと)」は「官(行政)」が事業を担い、「私(自分のこと)」は「民(住民、国民)」が担う。一方、自分事の図では「公」は官も民も担う。「民」の領域が広くなっています。
 まだまだ、公共のことは「行政がやること」という意識を持っている人が少なくありません。これは言い換えれば他人事という考えなんですね。住民自身が世の中を担っていく仕組みをつくる。それが本当の民主主義であるという話でした。
 では、どのようにすれば多くの人が自分事として認識するようになっていくのか? ここが講演の最大のポイントだったのではないかと思います。
 「自分ごと化会議」という手法と事例が示されました。この言葉を聞いただけで、何となくイメージが伝わってきますね。他人事を自分事に変えることができれば、会社も地域も国全体も大きく変わっていくに違いありません。大都市では困難かもしれませんが、人口数千人の町村であれば、できそうな気がしてきます。まさに、地区会交流会にピッタリな内容といえそうです。
 実際、十勝では清水町が「清水ミライ自分ごと化会議」を開催しているとのことでした。僕はうかつにも同会議について知りませんでした。
 自分ごと化会議の話でなるほどと思ったのは、参加者を無作為抽出で選んでいるという点。清水町の場合は住民基本台帳から無作為に2000人選出。その中から応募のあった51名の町民が参加。参加者は女性及び若い世代の割合が高いそうです。無作為抽出という手法を使うことで、これまでとは異なる層の参加者が集まってくるとのこと。
 それは、「行政との接点は少ないが、社会的関心は高い」という層。これはおもしろいと思いました。いわゆる「有識者会議」とは別系統の人たちが集まってくる。住民でなければできない議論が出て、解決策が見えてくるというのです。しかも、「清水ミライ自分ごと化会議」の参加委員アンケートでは、全員が参加して「とてもよかった」または「よかった」と回答しているとのこと。
 「無作為抽出」と「自分ごと化」。伊藤氏は「市民判定人方式」という言葉も使っていました。この手法は自治体の事業仕分けのための新しい手法。裁判員制度に似ているという解説でした。
 地域おこしがメインテーマではありましたが、そのまま自社にも当てはまる内容だったと思います。他人事(人任せ)と考える社員が増えれば、企業は衰退していき、自分事と考える社員が増えれば、自然に成長・発展していく。どのように「自分ごと化」していくのか。ここに重要な経営課題があります。
 今回の地区会交流会には、他支部からも東京からも参加者がありました。オンラインを併用することで、地区会活動の可能性が広がることを感じさせる交流会となったのではないかと思います。

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