
おはようございます。
午前8時45分、同友会とかち支部I事務局長とともに企業訪問。会員2社、未会員1社。有益な話を聴くことができた。午後は再びエクセルを使った作業。わからない数字がある。別な角度から考える。あっという間に時間が過ぎていく。5時半夕食。6時半、2020年度経営指針研究会総括報告会にZOOM参加……と思いきや、すでに始まっていた。6時開始だったのだ。最初の発表者、O氏の報告を聞き逃した。申し訳ない。13名の報告と質疑。最後に修了式が行われた。9時半頃終了。
向上心旺盛な研究生
2020年度経営指針研究会研究生の特徴は、どの企業も業績がよいという点にあったのではないかと思います。中にはビックリするほど中身のよい会社もある。業績がよく、向上心がある経営者が研究会に参加した。そんな傾向が見られます。
これは昨年4月、コロナ禍の真っ只中にスタートしたということと関係があるのかもしれません。業績に苦しんでいたならば、コロナ危機に対応するだけで手一杯になるはず。コロナにも動じない、いえ、この変化をむしろ成長の機会に結びつけようとする経営者が集まった。そう捉えることもできそうです。
僕の考えでは、経営指針研究会に参加する人は大きく2つのタイプに分けられます。ひとつは業績がよく、経営者として向上心旺盛の人。今期の研究生の多くが当てはまります。もうひとつのタイプは、とにかく困っている人、藁をもつかむという気持ちの人。中間ゾーンの人が参加することもありますが、たぶん多くの参加者はどちらかに分類できるのではないかと思います。
しかし、業績好調な人であっても、当然のこととして悩みがあるに違いありません。人の悩みだったり、将来の事業についての悩みがあったりするでしょう。悩んだり困ったりするのは誰もが同じ。経営指針研究会に参加することで、自社の課題に向き合い方向性を定めることができる。コロナ禍にある今だからこそ、悩みを持つ経営者に参加してほしいと思っています。
企業には好不調があるものです。追い風が吹いている業界もあれば、努力しても報われない業界もある。業界全体なくなってしまうこともあるでしょう。昔は「企業30年寿命説」がありましたが、今はもっと短命になっていると思います。経営環境の変化が激しいというのが理由のひとつ。そして、もうひとつ、「追い風が吹いているときに悪い種を蒔いていた」ために短命に終わってしまう企業もあるに違いありません。
好不調の波があるということを知った上で、一喜一憂することなくブレずに経営する。そのために経営指針が必要なのではないかと思っています。経営理念、10年ビジョンを定め、経営方針、経営計画に沿って、全社一丸となってよい会社をつくっていく……。それが中小企業家同友会の経営指針なのですが、全社一丸体制に至る前に、経営者自らの「経営姿勢の確立」が欠かせません。今年度の研究生は、皆、そのような姿勢を持っている人たちだと感じました。
研究生の中には先見性を持つ人や世の中の変化に敏感な人も多かったと思います。ビックリするほど経営環境が大きく変化しています。そして、昨年から続くコロナ禍によって、「急流」だったのが「激流」に変わりました。今起こっている変化を見極めなければなりません。
業種にもよりますが、商品のライフサイクルが短くなっています。新商品を投入しても、あっという間にレッドオーシャンになることもあるでしょう。また、商品そのものはまったく変わらなくても、作り方や提供の仕方が大きく変わるという業界もあるはずです。農業であれば、作物をつくるという点では未来永劫変わらないかもしれません。しかし、作り方はスマート農業などによって激変する可能性がありますし、消費者への提供の仕方も変わりつつあります。「変える」ということを前提に経営指針をつくる必要があるでしょう。
毎年、報告会の日程に合わせて、「経営指針研究会報告集」がまとめられています。この中には自社の経営に変化をもたらすようなヒントが数多く隠されていますね。異業種から学ぶことがたくさんある。そんなことを再認識した報告会でした。
