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取材記録11 オホーツク

取材記録11 オホーツク

おはようございます。
 午前9時、紋別発。撮影しながら小清水へ向かう。少しのんびりしすぎたか? 小清水ツーリストセンターギャラリー(モンベルオホーツク小清水店2F)に到着したのは午後1時頃だった。「とりのはなし」イラスト原画展を鑑賞。11時からトークショーが開かれていたことを後から知った。取材は網走。午後2時50分から。「スロウなカフェ」の取材だったが、事業展開の話が興味深い。4時半頃取材終了。7時45分帰宅。

謎の多いエリア

スロウ創刊から17年。全道くまなく取材してきました。まだ取材したことのない町もいくつかあると思います。スロウバックナンバーの取材場所をすべてリスト化したら、どうなるのか? 空白地帯があるのかどうか、気になるところです。
 一昨日、昨日と取材したオホーツクは、かなり取材回数の多い地域と言えるでしょう。回数を数えたことはありませんが、小清水、滝上、津別、興部あたりが多い。編集部のみんなはどうなのだろう? きっと個人差があるでしょう。
 昔、といっても大昔ではありませんが、以前は「オホーツク総合振興局」ではなく、「網走支庁」という名称でした。オホーツク総合振興局に改組されたのは2010年。けっこう最近のことだったんですね。気づいたら、「支庁」から「振興局」に変わっていたという感じ。
 天気予報などでは、「網走・北見・紋別地方」と呼ばれることもありました。今はどうなのだろう。僕の記憶には子供時代のものが混じっています。オホーツクの場合、網走、北見、紋別の3市があって、距離も離れていますから、同じ総合振興局でも十勝とは市町村の関係性が少し異なっているような気がします。人口でいえば、北見、網走、紋別の順ですが、美幌町、遠軽町も紋別市と同じくらいの人口規模。市町村の合併が何度も繰り返され、かつてあった町が今は別な町になっていた……というところも多い。
 北見市は内陸にあるというイメージですが、2006年に常呂町と合併したため、今では海に面している。それでいて、上川町や上士幌町にも隣接している。端から端まで移動しようと思ったら、時間がかかるだろうな……などと、つい考えてしまいます。
 僕の勝手なイメージでは、北海道の中でもオホーツクは独特の文化を築いてきたエリア。本当に勝手にそう思い描いているので、実際にそうなのかはわかりません。そもそも、総合振興局の名称に「オホーツク」という言葉を使うこと自体、ずいぶんユニークだと思うのです。オホーツクは「オホーツク海」のオホーツクですが、ロシア語では「川」を意味する「Okata(オカータ)」、または「狩猟」を意味する「Okhota(オホータ)」がその名の由来。
 僕はその歴史についてまったくと言ってよいほど知識がありません。しかし、詳しく知るときっとおもしろいでしょうね。5世紀から13世紀にかけて、ここではオホーツク文化が栄えていたというのです。オホーツク人が暮らしていたといい、サハリンなどに暮らす民族と遺伝子が近い。遺跡も残っていて、何度か撮影したことがあります。
 謎がエリアです。そして、謎の中心をなす「オホーツク」という名称を総合振興局名に冠しているところが僕にとっては興味深い。実際、オホーツク総合振興局の各自治体に住んでいる人たちがどのように感じているのかは、僕にはわかりません。「謎」にロマンを感じている人が多いのではないか、と勝手に想像しています。
 地理的に見ても、オホーツク海に面しているのはオホーツク総合振興局と宗谷総合振興局の町だけですね。ここで生まれ育った人ばかりではなく、取材していくと、移住者にも数多く出会います。人を惹きつける何かがここにはあるのでしょう。風景も、どこか日本離れしたところがあって、北海道の他のエリアとも異なる趣があるように感じられます。

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