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仕事観について95 インスタント思考からの脱却

仕事観について95 インスタント思考からの脱却

こんばんは。
 ブログの更新がすっかり遅くなってしまいました。こういう日もたまにはある。数年前にも同じような状況になったことがありました。
 28日、日曜日の業務日誌。長距離ドライブの翌日は疲労が残る。10年前にはほとんど感じていなかったが、年々運転に弱くなってきている。日曜の午前は買い物。午後は仮眠。結局、パソコンに向かったのは3時頃。本当に終わりがやってくるのか? そう思いながらひたすらパワーポイントを使って資料づくり。夕食後も作業を続ける。終わったのは午前2時頃。今日は完全に寝不足状態で過ごした。

何10年も積み重ねる

このような仕事の仕方はもうやめよう。そう思ったのは10年くらい前のこと。しかし、年2、3度は深夜の作業となってしまいます。パワポでの作業は深夜になりやすい。10年以上前までは、原稿を書くのに時間がかかっていましたが、今はパワポで作り込むのに時間がかかる。今回は凝ったつくりではないものの、内容を頭の中でまとめるのに時間をかけてしまいました。頭の中がクリアでないから時間がかかる。まとまってからつくるのがよいのか、つくりながら考えをまとめたらよいのか。正解はない。かかる時間はどちらも同じではないかと思います。
 それでも、締め切りがあれば必ず終わりがやってくる。「できなかった」という終わり方をするわけにはいきませんから、必ず間に合わせようとする自分がいます。そして、お決まりのパターン、「体力勝負」で働いてしまうのです。
 このような働き方はたぶん30代までに留めるのがよいのでしょう。しかし、企業経営者の場合は「若手経営者」と呼ばれる40代までは許されるだろうな……。50代になると、体の回復に時間がかかります。それに、このような作業を多く含んだ仕事を続けるべきではない。そうわかっていながら、それをやってしまうところに僕の弱点がある。と同時に、それを許容している自分がいる。二重の意味で弱点を抱えています。これはスロウの記事を作成するときとまったく同じ。根がスペシャリストなんですね。自分の本質を否定するわけにはいきません。今後も年2、3度は体力勝負で働いてしまうのでしょう。
 僕は僕で弱点を抱えていますが、今の若手の人たちも別な意味で弱点または課題を抱えています。それは、ここ一番というときに無理が利かないタイプの人が増えていること。それには企業側の責任もあります。そう、「働き方改革」の進め方に問題がある。働き方改革の一部が時短であることは疑いないのですが、若手の成長機会を奪うような「改革」になっていないかどうか? これは多くの企業経営者が抱えている悩みでもあります。若手の成長を誰よりも願っているはずなのに、それとは逆のことをしている。そう感じることがあります。
 先日、ある会合の中で異業種の企業経営者が「2、3時間セミナーを受けたくらいで能力が身につくと考えるほうがおかしい」といった話をしていました。まったく同感です。別な日にも同じ類いの話を別な企業の経営者から聞きました。「何10年もかけて苦労して身につけた技術をタダで教えてくれという人が多い」といった話。
 インスタントな空気が蔓延した時代というべきでしょうか。SNS上では簡単に技術や知識を覚えられるような錯覚が拡散しています。記念写真をきれいに撮る、といったレベルの技術であれば、数分で身につけることができるでしょう。しかし、ストロボを使ってシビアな商品撮影をするのに、数分どころか数時間というのもあり得ない。何度も失敗を繰り返し、何年もかけて一通りマスターする。それでも物足りなさを感じて、10年、20年と積み重ねていくものでしょう。
 間もなく、2021年度新入社員が入社してきます。インスタントな考え方を捨て去るところからスタートすること。ここを最初に伝える必要がありそうですね。

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