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仕事観について96 まずは「10年」

仕事観について96 まずは「10年」

おはようございます。
 寝不足の朝。午前9時出社。9時15分来客。話の中でいくつか課題が浮かび上がる。11時、ミーティングをしてから帰宅。自宅ではリアル+ZOOMで会議が行われていた。午後1時15分からは、中小企業家同友会とかち支部のI事務局長と会員企業訪問。3社を訪ね、じっくり話を伺う。5時帰社。5時20分、北海道ホテル。5時半、共栄会役員会。6時から総会。コロナ禍にあり、懇親会は開かれなかった。7時過ぎ帰宅。夜、合同入社式あいさつの中身を考える。

ロマンとリアル

毎年、この時期になると「10年」という言葉が頭に浮かんできます。取材活動で何回も聴いた話。その道を究めた人から話を伺うと、「プロになるまで10年かかる」といった話題がよく出てくるのです。
 その一方では、昨日書いたように「インスタント思考」から抜けきれない人も少なくありません。2、3年働いただけで一人前になった、と思い込んでしまう……。中には天才的才能を持った人もいますから、経験年数だけで決めつけることはできません。けれども、たいていの人は数々の経験、とりわけ失敗を重ねながら何かを身につけていく。そうして、他の人には見えない世界が見えるようになっていく。そうなるまで、10年くらいの時間を費やすことになるのではないでしょうか。
 時間の流れ方が、昭和、平成、令和では異なりますから、Z世代、あるいはY世代の人にとって、「10年」というのは長すぎる、遅すぎると感じるかもしれません。技術の進歩はどんどんスピードが速くなり、商品のライフサイクルはどんどん短くなっています。したがって、昔の「10年」は、今なら「半年」くらいになっていると言えなくもありません。
 けれども、人間の脳みそのつくりは平成生まれの人も、昭和の人も大差はないのです。人として、何に幸せを感じるのか? その点でもだいたい一致していることでしょう。また、人間の寿命が延びているとはいえ、何倍も延びているわけではありません。数10年の仕事人生の中で、何かを成し遂げようとする。そのためには自分の人生をある程度ストーリー化する必要があるのではないかと思います。
 僕はインスタントな生き方は決してお勧めしません。今日の合同入社式ではそのような伝え方はしませんが、ぜひ仕事の奥深さを知ることができるような人生を送ってほしい。新入社員にはそう伝えたいと思っています。ひとつひとつ積み重ねていくような生き方をする人のほうが、最終的には素晴らしい仕事人生になる。手っ取り早く成果を求めるよりも、よほど充実しているに違いありません。
 ソーゴー印刷に入社して21年。自分で採用活動を行うようになって20年経とうとしています。20年間、新卒、中途合わせて、さまざまな人が我が社に入社してきました。突風のように、ほんの数日で走り去った人もいました(かなり昔の話)。あるいは仮住まいのように働いた人も。おもしろい事例もありますから、これだけで一冊の本になりそうです。
 かくいう僕も、最初に入社した会社を1年で退社しましたから、理解できるところがあります。素晴らしい世界を見る前に、困った現実が見えてしまうことが多いのです。現実は現実で直視する必要があるわけですが、その先に広がっている世界を見ようとするかどうか。ここが重要ですね。極端なロマンチストになってはいけません。また、極端なリアリストになるべきでもない。リアルに働きながら、その先に何があるのかイメージできるようになること。新入社員にも上司にも求められる仕事姿勢だと思います。
 コロナ禍に入社した人には、特別な何かがあるのではないか? 勝手ながら、僕にはそう思えてなりません。コロナ禍で就職活動を行い、僕らの知らない経験をして入社してきた人たち。今年、我が社はリアルで新入社員研修を実施する予定です。どのような考えを持った人たちなのか、いずれ明らかになってくるでしょう。

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