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門外漢の原稿作成技法第35回 執筆速度

門外漢の原稿作成技法第35回 執筆速度

おはようございます。
 朝から原稿作成に全力を注ぐ。スピードは次第に上がっていく。昼までにほぼ完成。昼食後、データを送る。午後1時半からZOOMでスロウ編集会議が行われていた。すでに次号特集の話になっている。何となく、僕ひとり取り残されているような感じだ。会議の最後のほうだけ参加する。会議後、別な会議の準備。5時半、同友会事務所。中小企業家同友会とかち支部四役会。6時、幹事会。8時、情報交換会としてO社、O社長の発表を聴く。歴史ある会社の強みと課題が浮かび上がる。我が社と共通する部分があると感じた。9時帰宅。

頭の中のブロック化

締め切りに追い詰められると執筆速度は上がる。これは間違いありません。ただ、そこで問題となるのは原稿の質。質を下げれば速度は上がる。しかし、書き手としての自分の存在価値が危うくなる。それ以前に、質的低下を許せない自分がいる。そこで、体力ギリギリの勝負を挑むことになるわけです。
 そんな、体力勝負という仕事の仕方をすると、どこかで限界がやってきて、質も速度も上がらないという状況に至る。その前に、根本的に何かを変えていかねばなりません。
 多くの人は「仕事は前半主義で」と言いますが、前半には原稿以外の仕事を詰め込んでいます。前半に原稿執筆を入れると、他の仕事が後半・終盤主義になる。ここは悩ましいところといえます。
 また、ある人は「時間のブロッキング」と言ったりします。仕事を細切れにするのではなく、ブロック化していく。スケジューリングの上手な人はそのようにして、まとまった時間を手にしていることでしょう。僕もブロック化を試みる。仕事が立て込んだときは、できるだけ会合はZOOM参加にする。1年前に比べると、ZOOMのおかげでブロック化はある程度うまくいくようになりました。
 ただ、最終的には文章を書く速度をいかに高めるかですね。ブロック化すべきは「時間」よりも、「自分の頭の中」にある。頭の中が断片化していると、書きたいことはあっても言葉にならない。もやもや頭の中を漂っているだけ。このもやもやが長く続くと、眠気や頭痛へと発展していく危険性がある。そうならないように、こざね法、ホワイトボード、アウトライナー等を使ってアイデアを書き留めたり、関連づける必要があるわけです。
 眠り方も案外重要といえるでしょう。これは原稿執筆以外にも有効。眠る前には作法があって、「自分へのねぎらい」「出会った人への感謝」の2つがまずは必須。その上で、ひとつだけ「解決したい問題」を頭に思い浮かべる。2つ以上だと眠れなくなるので、ひとつだけに留めることが重要です。翌朝書くべき原稿のテーマについて考える。
 そうすると、それに関連する夢を見る可能性がある(確率はそう高くはない)。可能性が高いのは、起床してから30分以内にアイデアが浮かぶこと。僕の場合、起床後に「なごみ温」で肩を温めるのですが、そのときに思い浮かぶことがあります。そういう理由もあって、原稿は夜よりも朝書くべきだと考えています。
 頭の中をまとめるために、みんなそれぞれ自分の流儀を持っているのではないかと思います。さほど苦労しなくても、いつでも頭の中が整理されていて、いついかなる時であっても集中できるというタイプの人もいる。僕は注意力散漫なところがあります。目の前のすべきことに集中するという状況をつくるには、よほど自分を追い詰めなければなりません。
 それができないと、締め切りに追い詰められる。最終的には間に合うようになっているのですが、このパターンは2022年9月までには変えていきたい。追い詰められなくてもスピードが上がる方法。これをマインド的な手法ではなく、システム化してみたいと思っているところです。

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