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写真家的業務改善行動73 DXと人間的な活動

写真家的業務改善行動73 DXと人間的な活動

おはようございます。
 午前中は30分だけ仕事。それでも社内報の短いほうの原稿、900字をまとめることができた。10時、買い物へ。自宅用コピー用紙がなくなりかけている。午後はなぜか昼寝。仕事を再開したのは3時頃。社内報原稿のもう一本は5300字前後。8割ほど書いたところで夕食をつくることにした。

「ものを見る目」と「ものを考える力」

社内報の原稿を書きながら考えるところがありました。どんどんデジタル化、あるいはシステム化していくべきところと、アナログなやり方のほうがむしろ効果的なところ。両者をうまく使い分けて仕事を進めていく必要がある。日経ビジネスに社員数60名ほどの印刷会社の事例が載っていました。人数だけで見ると、我が社と同規模の会社です。
 記事を読むと、ここはアナログな工程管理を行ってきた会社のようです。従来は手書き+エクセル。品質管理、工程管理が紙ベース。それではさすがに作業量が多くて社員が活躍できない……ということになり、ノーコードツールでタブレット向けアプリの開発を行ったとのこと。このような事例が増えつつあることは知っていましたが、印刷会社のノーコードツール活用例は初めて知りました。
 そこで改めて考えたのです。デジタル化、DX化を進めることで、時短につながる。浮いた時間を何に使うのかということ。「やることが多くて活躍できない」という問題が解決したとすれば、どんなところで活躍できるのだろうか? 
 いろいろあるとは思いますが、そのうちのひとつは「より人間的な活動」でしょうね。忙しいという気持ちになると、文字の通り心を亡くしてしまいます。暇な状態が続くと、心はもっと大変なことになるのですが、それはちょっと別な話。適度な仕事量、仕事時間。そして、適度な負荷というものがある。我が社の場合も、仕事のできる人ほどハードに働く傾向にあります。DXは人間性を取り戻すためにあるのではないかと思っています。
 記事に載っていた印刷会社は高品質な印刷物を得意とする会社のようです。製造工程では当然デジタル技術を使っているわけですが、間違いなく言えることは、現場の人の「ものを見る目が確か」であるということでしょう。さすがに人間の目をデジタル化することはできない。機械を使って色を数値化することは可能ですが、やはり最後は人間の感覚がものを言う。確かな目を持った人がどれだけいるのかによって、品質が左右されることになる(印刷物の場合)。
 雑誌の記事においても、広告媒体においても、たぶん同じことが当てはまるでしょうね。写真も文章もデザインも、「これが正解」というものはありません。間違った文章、使ってはいけない写真といったものはありますが、正解の文章、写真、デザインはありません。できあがったときに、「いい」と思えるかどうか? 何かが伝わってくるかどうかが重要であるわけです。
 先週、自分の記事を校正するついでに、何人かの記事を読む機会がありました。もちろん、全員ある一定の水準をクリアしています。「一定の水準」とは、日本語的にちゃんと意味が通じることと、何らかのメッセージが込められていること。僕としてはこの2つが「水準」です。編集部的にはもっと違った水準があるのかもしれません。クリアしているという前提での話になりますが、文章の品質にはやはり個人差があります。
 これは文章技術の差でないと僕は考えています。「ものを見る目」と「ものを考える力」。ここが非常に重要であり、取材力、文章力よりももっと大切なことなのです。当然、そのことを多くの編集者は理解しています。全員が成長過程にある。スロウのように、自己表現が求められる記事においては、嫌でも自分の成長段階が文章に表れることになるでしょう。ここはデジタル化できない「人間的な活動」となります。それゆえに、他の業務をデジタルに置き換えて、人間としての時間を十分に確保することが求められます。

ソーゴー印刷株式会社

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