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一から始める自費出版02 3つのハードル

一から始める自費出版02 3つのハードル

おはようございます。
 午前9時15分、同友会とかち支部事務局員K氏とともに未会員、新入会員訪問。アポがあったのは1社だけ。他はアポなし訪問。だが、確率は高かった。半数近くの経営者と面会。新会員2社、未会員3社の方々と話をすることができた。午後2時半、鹿追へ。M社を訪問。4時帰宅。6時半、帯広柏葉高校へ。同窓会の総会。感染者が増えていることもあって、総会は手短にまとめられた。弁当に手を付ける人はおらず、みな持ち帰った。7時半帰宅。

3つのハードル

自分が著者となって本を出したい。そう考える人は、僕が考えているよりもはるかに多いのかもしれません。趣味が高じて作品集を出版する。自分が長年研究してきたテーマについて本に著す。そして何より、自費出版の一大ジャンルを占める自分史を本にする人が多い。ただ、現実に出版するまでいくつかのハードルがあって、頭の中で思い描いているうちに諦めてしまう人もいるのではないかと思います。
 僕は、今こそ自費出版するチャンスだと考えています。なぜなら、出版までのハードルが昔に比べると驚くほど低くなっているのです。その気になれば、誰でも出版できる。そういう時代になろうとしている。いや、すでにそうなっていると考えてよいのではないでしょうか。
 僕の中学生の頃、もう45年くらい前の話。僕は新聞づくりに熱中していました。その頃の学校新聞づくりといえば、謄写印刷(ガリ版)。ヤスリにロウ原紙を置き、鉄筆で文字を書いていき、印刷用の版を作成する……。こういう話が通じるのは50代以上の人でしょうか。学校新聞だけでなく、謄写印刷でつくられた自費出版物が当時は多かったのではないかと思います。卒業文集や修学旅行記などは片面のみ印刷し、袋綴じで製本されていました。
 昔話はこのくらいにしましょう。かつてはお金をかけずに自費出版しようとすると、大変な労力をかけなければなりませんでした。そして、労力はかかるのに、普通の出版物とは異なる素人の手作り本といった体裁になる。書店に並ぶような本を出すとすれば、どのくらいの費用だったのか? よくわかりませんが、個人の年収に匹敵するくらいかかったのではないでしょうか。
 自費出版のハードルは3つあると僕は考えています。「原稿を書く」「印刷・製本」「配布・販売」の3つ。
 原稿を書くという点では、1980年代のワープロ、パソコンの普及によって、劇的に楽になりました。もちろん、「文章力」という別なハードルはあるのですが……。1990年代からはDTPが広まり、デザイン、印刷の工程が大きく変化していきました。2000年前後から、印刷会社は「持ち込みデータ」を受け取ることが多くなってきます。件数としては少ないものの、著者自らデータをまとめる、というケースもあります。
 こうしたデジタル化によって何が変わったのか? ひとつ、大きく変わったのは「費用」ですね。デジタル化以前であれば、印刷会社がすべて行うこととなります。それが自分の手である程度のところまでできるようになった。パソコンで入力された文字データ、デジカメで撮られた写真データがあるだけでも、費用はずいぶん削減できるものです。どうしても印刷会社でなければできないのは、オフセット印刷と製本の工程でしょう。
 「配布・販売」という3つ目のハードルにしても、急速に低くなっていると感じます。大きいと思うのは、クラウドファンディングの普及ですね。クラウドファンディングには寄付型、購入型、投資型などいくつかのタイプがあります。これから自費出版しようとする人は、クラウドファンディングを活用して本を応援購入してもらうケースが多い。ネット上で資金調達すると同時に、販売ができてしまう。非常にありがたいシステムといえそうです。
 いかがでしょう? 今では自費出版するために「退職金をはたく」という一大決心をする必要はありません(本の種類にもよりますが)。その気になれば、20代でも学生でも著者になることは可能。
 本を出すこと自体のハードルは下がりました。最大の課題は、出版を通じて何を伝えるか。自分は何を著したいのかということです。このハードルだけは永遠に下がることはないでしょう。

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