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一から始める自費出版06 ハイブリッド型

一から始める自費出版06 ハイブリッド型

おはようございます。
 午前8時半、朝礼。10時から某プロジェクトのミーティング。リアル+ZOOMで行われた。午後はプロジェクトに関連する調べ物。どうにも解決法が見つからない。ネット上には、「解決しなくてよい」という考え方も示されていた。4時、同友会事務所。北海道中小企業家同友会理事会。北海道の緊急事態宣言を受けて、会議や行事の開催条件が厳しくなってきている。最大限用心せねばならない。6時、別な会合に出席予定だったのだが、会場へ行ってみると人の気配がない。会議は緊急事態宣言により中止になったとの話だった。連絡を受けていたかどうか、僕には記憶がない。おかげでというべきか、早く帰宅し、夕食にありつくことができた。

ハイブリッド型

前回は電子書籍による自費出版の話をしました。電子書籍の制作は、いろいろ調べながら自力で完成させることも、決して不可能ではありません。この場合、外注コストはかかりません。費用を極限まで抑えるのであれば、この方法もありでしょう。
 ただ、書籍としてのクオリティを求めるのであれば、やはりプロの手を借りるのが賢明といえます。電子書籍であれば、本としての体裁を整えるのは比較的簡単(といってもそれなりにハードルはあるのですが)。最大の問題は文章の質と本の構成に関するところ。ここは編集者の持つ出版ノウハウには敵いません。大いに頼るべきでしょう。
 これから主流になるのではないかと、僕が注目しているのはハイブリッド型の自費出版です。電子書籍+オンデマンド出版。オンデマンドというのは「需要に応じて必要なときだけ行うこと」を言います。必要なときだけ、紙の本を生産する。これなら在庫を抱えることはありません。それでいて、物理的に存在する自分の著書を手にすることができる。
 印刷の世界では、20年くらい前からオンデマンド印刷という方式でつくられた印刷物が増えていきました。大量に印刷する場合は従来のオフセット印刷がコスト面で優位。しかし、小ロットの場合はオンデマンド印刷のほうが安い。究極の小ロットは「1部から」ということになります。
 電子書籍としていつでも販売または配布ができ、必要があれば必要分だけオンデマンド出版によって紙の本をつくる。これは商業出版を行っている我が社にとっても、ひとつの理想形といえます。20年前なら、さまざまな理由から「無理だろう」と思われていたのですが、次第に現実的になりつつあります。
 今日、Amazon、楽天ブックス、hontoをはじめとするいくつかのオンライン書店では、オンデマンド書籍を扱っています。電子書籍でも紙の本でも注文することができる。オンライン書店で、本のタイトルの後に「オンデマンド(ペーパーバック)」と書かれているものがそうです。オンデマンド書籍は1冊あたりの単価としては割高ではあるのですが、納得レベルの価格に収まるようになってきました。電子書籍のほうがはるかに安い。けれども、紙の本が好きな人はオンデマンドを選ぶかもしれません。通常の紙の本と違うのは、インキではなく、トナーによって印刷されている点。このため、印刷のクオリティは若干落ちると考えるほうがよいでしょう。
 自費出版の場合、もうひとつのハイブリッド型も考えられます。手間がかかるのですが、完全に自力で本をつくるという方法です。たいていの場合、家庭用プリンタでも手動によって両面印刷が可能であるはず。全ページをプリンタ出力し、表紙を付けて製本すれば、一冊の本ができあがる。製本の技術を身につければ、ある程度見栄えのよい本をつくることが可能でしょう。日本でも趣味として上製本(ハードカバー)を行う人が増えつつあるようです。そのように、「自分だけの一冊」をつくるのも自費出版の楽しみといえるかもしれません。

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