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一から始める自費出版08 目的とテーマを明確にする

一から始める自費出版08 目的とテーマを明確にする

おはようございます。
 午前8時50分、I氏とともに清水町のT社へ。目的はロケハン。気温がぐんぐん上昇。半袖でよかった。正午帰宅。午後1時半、来客。2時半からはスロウ68号の準備とちょっとした文章を書く。この「ちょっとした文章」に頭を悩ませる。どんなに短い文章でも、目的が不明確だと的外れなものとなってしまう。6時半、仕事を終える。

第2章 あらかじめ準備しておくこと

目的とテーマを明確にする

本づくりを始める前に、いくつか準備しておくべきことがあります。
 まず、最初にすべきことといえば、目的とテーマを明確にすることでしょう。「誰にために」「何のために」本をつくるのか。言い換えれば、「誰に何を伝えたいのか」をハッキリさせておく必要があります。
 自費出版ですから、「自分のために」であってもよいでしょう。けれども、出版物はたいていの場合、誰かに読んでもらうことを目的につくられます。商業出版でも自費出版でも、あらかじめ読者を想定していくべきでしょう。家族、友人、知人といった範囲なのか、広く一般の人々を対象としているのか。一般の人の場合は、企業経営者なのか、ある特定の職種の人なのか。あるいは、同じ趣味を持つ人たちなのか……。どんな読者なのかイメージが明確であれば、執筆中に迷ったり、本題から逸れていくことは少ないでしょう。
 「目的」は何でしょう? 少なからぬ時間と費用をかけて出版するわけです。「本を出したい」と思う以上に、何か目的があるはず。それをしっかり意識することが重要です。
 企業活動のひとつとして出版する場合は、次のような目的が考えられるでしょう。自社の歴史を残す。自社の理念やビジョンを知ってもらう。自社商品に興味を持ってもらう。自社製品を理解し、適切に長く使ってもらう。自社そのものを好きになってもらう……。
 個人として出版する場合も、目的はさまざまです。自分史を残す。自分の思想、哲学を伝える。自分の研究してきたことを発表する。小説、エッセイ、絵画、写真等、創作物の発表。自分の経験、体験を知ってもらう……。
 僕がこれまでに出してきた本を振り返ってみると、3パターンありました。ひとつは写真集。「創作物の発表」です。2つ目は体験型のビジネス書。経営者向けのものと若手・学生向けのものとがあります。理論的なものというより、読み物に近い内容。3つ目は実用書。しかし、ただの実用書ではおもしろくありませんから、読んでもらうための工夫を凝らしています。
 「何のため」が目的であるとすれば、目的を果たすための指針、主題となるものがテーマです。
 当社の「クナウこぞう文庫」の記念すべき第1作は、「激訳・経営指針成文化」という本でした。この本の目的は「経営指針成文化に取り組む企業経営者を増やすこと」。そして、テーマは、「自分の実体験をさらけ出して、読者に経営指針を身近なものとして捉えてもらうこと」でした。ちゃんと伝わったかどうかわかりませんが、最初に目的とテーマを明らかにすることで、書き出しから締めくくりまで、ブレることなく書き進めることができたと思います。
 目的とテーマがハッキリすれば、その次は5W1Hで考えていけばよいでしょう。Why(目的)以外のWho(誰)、What(何)、When(いつ)、Where(どこ)、How(どのように)を明確にしていく。
 中でも、スケジュールを立てることが重要です。プロの編集者、ライターであれば締め切りがありますから、強制的に(?)スケジュールを組んでいくことになります。時間のあるときに少しずつ書き進めよう、とゆったり構えていると、そのうち意欲が薄れていつの間にか立ち消えになってしまう可能性が高い。自費出版であっても自分の「仕事」と位置づけて、スケジューリングすることをおすすめします。

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