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一から始める自費出版18 読み手を楽しませる文章表現

一から始める自費出版18 読み手を楽しませる文章表現

おはようございます。
 午前3時半起床。3時40分出発。目的地は清水町の奥まったところ。場所はかなりわかりにくい。ロケハンの際、スマホアプリ「ルートヒストリー」で記録していたため、無事たどり着いた。撮影は4時半から30分ほど。熊鈴を腰から下げる。幸い、熊のいる気配は感じられなかった。6時帰宅。ブログ、入浴、昼食後、スロウの商品撮影。写真セレクト、画質調整作業。昼は帯広ロータリークラブのオンライン例会。引き続き、理事会。終了後、大量の資料を出力。たくさんのメールに返事を出す。事務的作業。5時、同友会事務所でミーティング。6時過ぎ帰宅。

読み手を楽しませる文章表現

文章主体の自費出版の場合は、読み手を飽きさせないための工夫が不可欠である、と僕は強く思っています。読んでくれている人の気持ちを考える。前項では「わかりやすさ」に焦点を当てましたが、それだけでは十分とは言えません。わかりやすさに加え、読み手の興味を持続させるためのちょっとした工夫が必要なのです。
 まず、退屈な文章とはどんなものか考えてみましょう。僕は飽きっぽいタイプなので、退屈な文章を大の苦手としています。読書嫌いな人の多くは僕と同じようなタイプではないかと想像します。一方、退屈な文章に耐性を持っている人もいますから、残念なことに、世の中から「難解かつ退屈な文章」がなくなることはありません。
 退屈な本の典型は「事実を羅列しただけの文章」でしょう。ただし、事実そのものにインパクトがある場合は、事実だけでも読み手の興味が持続される。「事実」に力があるかどうか。ここが重要です。
 書き手の「思い」を綴った文章にも一考が必要でしょう。思いがありきたりで退屈。そんな文章もときどき見受けられます。書き手は自分の感情に任せて書くのではなく、抑制的に書いて行間からにじませたり、間接的に表現するなど、ひと工夫する必要があるのではないかと思います。
 私見ですが、僕は「事実+思い」だけの文章では、読み手を楽しませることは困難ではないかと考えています。事実にインパクトがある。または思いが並外れて強い。そんな文章もあるでしょう。ただ、インパクトだけでは、僕としては読みくたびれてしまうことがあるのです。
 文章主体の自費出版では、「ユニークな解釈」や「興味深いエビデンス」といったものが欠かせません。
 本の読み手は「事実そのもの」「著者の思いそのもの」を知りたくて読んでいるわけではない。必要があって事実を調べるということはあるものの、読書の楽しみは、本を読んで「内面的に豊かになる」とか「イメージやインスピレーションが湧く」といったところにあるのではないかと思います。読者の発想が豊かになるような文章表現を心がける。これは商業出版ばかりではなく、自費出版にも求められていることでしょう。
 著者ならではのユニークな解釈やエビデンス。これらを文章に盛り込んでいくことによって、深み、あるいは奥行きが生まれ、味わいのある本となっていくものです。
 そのためには、事実の背景を探るとか、関連する事実とのつながりを知るとか、過去に同じような歴史はなかったか調べる、といった作業が欠かせません。豊富な調査・取材活動があって、その上で著者としての解釈や気づきを文章として表現する。これは文章を書く楽しみであり、読者にとっても本を読む喜びといえるに違いありません。
 「事実」「思い」「解釈・エビデンス」。この3つが効果的に組み立てられていること。それが読み手を楽しませる文章の条件ではないかと考えています。

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