
おはようございます。
朝4時から風景撮影。意気込んだものの、撮影は進まない。数カットのみ。こういう日もある。宿に戻り、8時朝食。8時50分出発。最初の取材は網走。おもしろい構造の建物。眺めがいい。隣は偶然にも届け物をする予定のあったカフェ。ここも初めて訪れたが素晴らしい空間だ。次の取材は再び斜里。T氏が運転。眠っている間に到着。不思議な場所に不思議な人たちが集まっていた。到着間もなく、ピザとパンとアイスクリームをいただき、一通り食べてから取材が始まった。今回の2日間にわたる取材は巻頭特集の一部。他の巻頭取材にも当てはまるが、記事の全体像が見えにくい。担当編集者各人、やり甲斐のある記事に違いない。午後2時頃取材終了。5時50分帰宅。自宅前にS氏の姿。自転車の故障。急遽、一緒に買い物へ行くこととなった。
校正
「後生畏るべし」とは、自分より若い者は可能性を秘めており、将来どれだけの人物になるのかわからないのだから見くびってはいけない……という戒めの言葉。
出版人の場合は「校正恐るべし」ですね。いくら慎重に校正しても、間違いは起こりうる。何回校正しても、複数の目でチェックしても、完璧とはならない。一冊の本の中には、どこかしら間違いがある。そして、不思議なことに本ができあがって、パラパラページをめくっているとき、間違いに気づくのです。
人間、どれほど努力しても完全な人間になることはない。同様に、完全な本というのも存在しないと考えるほうがよいでしょう。不完全であることを認めつつ、どれほど本としての質を高めていくのか。推敲によって、文章の質を高めた後は、校正によって完成度を高めなければなりません。
ここでは、やはりプロの手を借りるべきだと僕は考えています。プロの校正者であっても見落としはあるのですが、著者だけの校正よりもはるかに精度が高まります。著者の場合は、自分の書いた文章に思い入れがある。その分、チェックがどうしても甘くなってしまうのです。
できれば、著者、編集者、校正者の3者が校正を行うとよいでしょう。
校正する際のポイントは次のようなものです。
・単純な入力ミス
・固有名詞に誤りはないか
・住所、電話番号等の情報は正しいか
・表記が統一されているか
・英数字や記号などが適切に半角、全角になっているか
・日本語として正しいか
このうち、もっとも重要なのは「固有名詞」「住所」「電話番号」です。ついうっかり……では済まされないこともあります。入念に確認することが大切です。
校正は数度にわたって行われます。自費出版の場合は、初校、二校を行って校了を迎えます。必要に応じて三校を出すこともあるでしょう。カラーの印刷物の場合は、色味をチェックする目的で「色校」を出すことになります。文章主体の単行本であっても、カバーについては色校が必要でしょう。
校正は地味な作業です。ただし、このプロセスをおろそかにすると、本としてのクオリティが低下してしまいます。どんなに素晴らしいことが書いてあっても、誤字が目立ったり、表記がバラバラだったりすると、本の中身が疑われてしまうことになるのです。
書物は後世に残るもの。そう思って「校正恐るべし」と肝に銘じたいものです。
