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一から始める自費出版23 目的に合った判型

一から始める自費出版23 目的に合った判型

おはようございます。
 早朝は「記憶の中の風景」の制作。写真選びと画質調整。朝食後、商品撮影。9時50分出社。10時来客。11時過ぎ帰宅。撮影の続き。午後1時15分、同友会とかち支部S事務局長と会員企業訪問。昨日は1社訪問した後、とかち支部事務所で入会予定の方と会う。4時頃帰宅。事務的作業等。

第4章 本の体裁

目的に合った判型

本の判型(サイズ)は実にさまざま。ときどき、変わったサイズの本を見かけることがあります。印刷会社の立場からすると、「使われない紙の部分がもったいないなぁ」などと思ってしまいます。また、書店にとっては、「棚に並べにくい本」と感じていることでしょう。
 私見ですが、ちゃんとした理由がない限り、変わったサイズの本ではなく、世の中の多くの判型に合わせるほうがよいでしょう。変わったサイズも自己表現のひとつではあるものの、本当に表現するなら、本の中身そのものに傾注すべきですね。変わったサイズで捨てる紙を増やすのは、SDGsの観点からも望ましいことではありません。
 紙には仕上がり寸法に断裁する前の「原紙」と呼ばれる大きさがあります。JISではA列本判・B列本判・四六判・菊判・ハトロン判の5種類が原紙として定められています。一般的な判型は、原紙から効率的に紙を取ることができるようになっています。
 書店には次のような判型の本が並んでいるはずです。

文庫判 105×148ミリ 文庫本
 新書判 103×182ミリ 新書本、漫画の単行本
 B6判 128×182ミリ 単行本など
 四六判 127×188ミリ 単行本など(原紙の四六判を4×8で断裁したもの)
 A5判 148×210ミリ 文芸誌、学術書、教科書など
 B5判 182×257ミリ 週刊誌など
 A4判 210×297ミリ 美術書、写真集など。雑誌「スロウ」の大きさ
 AB判 210×257ミリ フリーマガジン「月刊しゅん」の大きさ

もちろん、他にもさまざまな判型の本が存在します。写真集や画集の中にはB4判(257×364ミリ)を超える大きなものもあるでしょう。もちろん、そのような本をつくることも可能です。ただし、大型の本はコストがかさみますし、読みやすいとは言えません。文字主体の本であれば、A4以下の判型を選択するのが賢明です。
 僕の好きな本の判型は、実は文庫判です。だから、自分で出す本は文庫と決めています(写真集は別)。どうしてかというと、1行の文字数が多くなりすぎないから、というのが最大の理由。1行あたり40字を超えるようになると、僕にとっては読みにくく感じられます。縦長の新書よりも文庫のほうが読みやすいのです。
 1行あたりの文字数が多いと、視線を縦に大きく移動させなければなりません。短い文章ならよいのですが、読書ではこれがちょっとしたストレスになる。雑誌や新聞の場合は、段組をすることで1行の文字数が増えすぎないよう調整されています。
 本としての判型は文庫が一番小さいと思っていたのですが、世の中にはもっと小さい判型の本もあるようです。いわゆる「豆本」。豆本の定義にはっきりとしたものはないようです。日本では一辺10センチ以下のものが豆本と呼ばれています。さらに、1センチ以下の本はマイクロブック。世界最小の本は、なんと一辺1ミリを切るのだとか。こうなると、もはや読み物とは言えそうにありませんね。
 ただ、印刷技術の進歩とともに、驚くほど精細に印刷できるようになりました。我が社でも高倍率のルーペでなければ読めないほど小さな文字を印刷表現することが可能となっています。

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