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一から始める自費出版26 本文のデザイン

一から始める自費出版26 本文のデザイン

おはようございます。
 午前8時40分頃出発。最初の目的地は美瑛。取材ではなく下見。だが、場所がわかりにくい。代わりにいい場所を発見。午後1時半、羽幌へ向かう。ものすごく眠い。仮眠。宿に到着したら、4時半になっていた。車の運転に終始した一日。最高気温は33度に達していた。

本文のデザイン

デザインをどうするか? これはちょっと頭を悩ませる問題です。
 結論から言うと、信頼の置ける印刷会社(または出版社)のデザイナーに任せるのが安心です。もちろん、フリーのデザイナーの中にも有能な人がいますから、組織に所属しているかどうかは、問題ではないかもしれません。ただ、デザインといっても実にさまざまなものがあるのです。自費出版のデザインですから、冊子類について詳しいデザイナーでなければ思わぬ問題が生じることがあります。
 カバーや帯のデザインはプロに任せる。これはほぼ必須と考えてよいでしょう。一方、本文に関しては、自分の手でできるのではないか……。そう考える人がいても不思議ではありません。文字主体の冊子であれば、本文の体裁はどの本も大体同じようなもの。これをワープロソフトでできないものか? 
 不可能ではないのかもしれませんが、そこに膨大なエネルギーを費やすのは考えものだと思います。僕も数年前に試したことがあります。一太郎でどこまでできるのだろうか。近いところまではたどり着くものの、やはり市販の書籍とは違ったものとなるはずです。どこかに素人っぽさが残る。
 やはり、制作するにはページレイアウトソフトのインデザイン(または同様のソフト)が必要ですね。僕は現実的制作方法に切り替えました。自分でインデザインを使って本文ページを仕上げる。それを自社のデザイナーに渡して、美しく整えてもらう。自分のパソコンにインデザインを備えている人は稀。通常はテキストデータを渡してプロにデザインしてもらうことになるでしょう。
 プロに任せるのですが、任せっきりにすべきではありません。
 本文のデザインでは、まず、天地左右の余白をどのくらい取るかが重要です。天地(上下)の余白はイメージしやすいと思います。ちょっと変わった余白の取り方をする本もありますが、これは意図があってのことでしょう。一方、左右には注意が必要です。本当は左右ではなく、本の内側の余白を「ノド」、外側を「小口」と言います。
 無線綴じ(並製本)の場合、糊を使って綴じられていますから、見開きページを水平に開くことはできません。ノドの余白が狭いと、ものすごく読みにくい本となってしまいます。小口はどうか。本を手すると、親指でページを押さえることになります。小口が狭すぎると、本文が親指で隠れて、やはり読みにくい。
 印刷を依頼する会社に基本フォーマットがあれば、話は簡単かもしれません。ですが、さまざまな出版社から発行されている本を見ても、読みにくいと思われるものが案外多いのが実情です。手っ取り早いのは、自分の出したい本のイメージに合うような本を見本として制作してもらうことです。
 余白の次は、フォント。通常、本文には明朝体、見出しにはゴシック体が使われます。長文を読むにはやはり明朝体が適しています。日本語を読むのにもっとも向いている書体なのです。ただ、パソコンの画面で情報を読む機会が増えてきていますから、書籍(電子書籍も含め)もゴシック体の本文が増えていくのかもしれません。
 最後に、字間と行間。これは文字と文字、行と行の間隔のことです。これはプロのデザイナーであっても、案外わかっていないことがあります。やや専門的な話になりますが、次項で書いてみようと思います。

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