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仕事観について101 純粋な動機

仕事観について101 純粋な動機

おはようございます。
 午前中に予定されていたミーティングは延期となった。僕の原稿が遅れているという理由からではない。だが、助かった。午前中は原稿執筆と入社試験の準備に充てることができた。午後1時半、2022年度入社試験と一次面接。昨年同様、ZOOMを使って行われた。試験にはGoogleフォームを使用。だいたい時間通りに進んでいった。使い慣れたためか、1年前よりもスムースに行われた試験・面接だった。夕方、買い物へ。原稿は土日勝負となる。

学生のコミュニケーション力

面接をしていて改めて感じたこと。それは、学生のコミュニケーション能力が年々高まっているということ。そういう人が我が社に応募するためか、それとも学生全般に当てはまることなのか。本当のところはよくわからないのですが、きっと学生全般、そのようになってきているのでしょう。少なくとも僕の学生時代とは大違いです。
 別段コミュニケーションのトレーニングをしているわけではないような気がします。以前は「練習してきた」と思われる応募者が毎年必ず何人かいました。今はそうではない。自然に会話が成立する。面接ではこちらが質問し、応募者が答えるという形式になるのですが、その答え方が自然であるため、通常の会話の一部分を切り取ったような内容のように思えてきます。逆に応募者に質問を促すと、やはり日常会話の一部分ような思え、返答しやすい。
 これはZOOMを使ったオンライン面接であることが一因と考えるべきでしょう。対面よりも、感じるプレッシャーは小さいに違いありません。もっとも、これには個人差があるでしょう。オンラインが苦手という人もいますし、対面でなければ話が伝わらないと考える人もいます。
 「対面+マスクあり」と「ZOOM+マスクなし」とではどちらがコミュニケーションをしやすいのか? 僕はたとえオンラインでも「マスクなし」を選択しますね。目だけでも相手に伝わることがあるものの、やはり顔全体の表情によって、人はメッセージを伝えることができる。たとえオンラインでもそうに違いないと思っています。
 ただ、この1年あまりの間に「マスクが顔の一部になってしまった」という人もいるようです。そのような人は、コロナの収束後、果たしてマスクを外して仕事や日常生活を送るのでしょうか? ここもちょっと気になるところです。
 マスクが本題ではありませんでした。学生のコミュニケーション能力もさることながら、仕事観という面でも、僕は大いに共感するところがありました。
 面接の時間は20分程度と短いものでしたから、さほど深い話にはなりませんが、話の中から深さを想像することは十分可能。昨日はその深さを感じ取ることができた。なぜ、今のような考えを持つに至ったのか。面接用に用意されたものではなく、それぞれ本心から語っているように、僕には感じられました。
 仕事を通じて達成感が得られるような何かを成し遂げるには、純粋な動機が必要なのではないかと思います。それは「とことん好き」といった単純なものでもよいのですが、「好き」だけでは弱いもの。人は心変わりしやすいものですし、好きな仕事の中に嫌いなものが混じっていると、「とことん」が抜け落ちて、「どちらかといえば」といった消極的な「好き」に変質していくことがあるものです。
 会社や職種は「好き」とか「向いている」といった基準で選ぶことが多いと思います。なぜ好きか、なぜ向いているといえるのか。就職活動中の人はそのことを絶えず意識しているに違いありません。僕はどうかというと、夜眠る前に「どうしてこの仕事をしているのだろう」と考える程度。自分に向き合う時間が就活中の学生とは圧倒的に違う。人生にとって、貴重な日々といえそうです。

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