高原淳写真的業務日誌 > 一から始める自費出版 > 一から始める自費出版36 電子書籍の普及状況

一から始める自費出版36 電子書籍の普及状況

一から始める自費出版36 電子書籍の普及状況

おはようございます。
 朝から「夏」と感じる日。最高気温は33度近くまで上昇した。午前9時半、中札内へ。3ヵ所ほど見学。買い物をしてから帰宅。午後は休日として過ごす。家の中は涼しいが、それでも冷房を使おうか迷うような一日だった。

第6章 電子書籍

電子書籍の普及状況

第6章では電子書籍について述べていきます。紙の本がなくなることはありませんが、今後次第に電子書籍の存在感が増していくことは疑いありません。自費出版においても、電子書籍化を視野に入れて制作すべきではないか、と個人的には考えています。このあたり、賛否両論あるのではないかと思います。
 電子書籍とは、電磁的に記録された読み物の総称。電子ブック、デジタル書籍、Eブック、オンライン書籍などとも呼ばれています。電子書籍を読むには、パソコン、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーが使われます。実際にはスマホで読む人が多いのではないかと思います。僕個人としては、やはり電子書籍リーダーをおすすめしたいところ。なぜかというと、液晶よりも目にやさしいEインクディスプレイが使用されているため。紙の本と同じ……とまでは言えませんが、液晶のようにバックライトで目がチカチカする心配がありません。
 電子書籍元年と呼ばれた年がありました。2010年のことです。この年、iPad発売。日本では一般社団法人日本電子書籍出版社協会が設立されました。我が社も早々とというべきか、2010年1月、電子書籍「オソツベツ原野の廃屋から」(中牧さな著、英語版・Kindle)を発売しています。Kindleストアに日本版が誕生する2年半前のこと。当時は、「日本で最初の電子書籍出版社になろう」と意気込んでいました。
 一時は「電子書籍元年」と騒がれたものの、日本ではなかなか電子書籍の普及は進まず、電子コミック市場が伸びていった程度。日本人は紙の本に親しんでいる。これは印刷会社である我が社にとってはありがたいこと。ですが、世界全体で電子書籍が普及していく中、日本だけ取り残されているような気がしてなりません。
 長い目で見ると、1990年代のDTP(デスク・トップ・パブリッシング)、2000年代のオンデマンド印刷に続いて、2010年代には電子書籍が普及していくに違いないと僕は予想していました。しかし、電子書籍の普及は限定的なものに留まっています。これは画数の多い漢字を含む日本語の視認性という課題があるためでしょうか。液晶よりも解像度の低いEインクディスプレイでは、若干読みにくいと感じることもありました。本当の理由は僕にはよくわかりません。
 それでも2020年、コロナ禍による巣ごもり消費拡大に伴い、電子書籍市場は拡大傾向を見せています。さらに注目されるのは、緊急事態宣言によって各地の図書館が休館したこと。このタイミングに合わせるかのように、全国の自治体に「電子図書館」が広まりつつあります。24時間、いつでも本を借りることができ、期限が来ると自動的に本を返却することができる。非常に便利なシステム。電子図書館はコロナ禍とは関係なく、今後普及していくことが予想されます。
 また、教育分野ではデジタル教科書の導入も進むことになるでしょう。じわじわと電子書籍へのニーズが高まっていくことになるのではないかと考えられます。
 電子書籍で本を読んだことのない人は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか?

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌