
おはようございます。
午前9時半、中小企業家同友会とかち支部事務局次長のK氏とともに会員企業を2社訪問する。午後1時半、某プロジェクトのミーティング。9月完成を目指して着実に進んでいるように見える。3時半から講義資料作成に全力を注ぐ。だが、思い通りに進まない。「思い通りにならないのが思い通り」と思うほかない。「一から始める自費出版」(仮題)はいよいよ終盤に差し掛かった。今週末には一通り完成しそうだ。
自著を披露する
ベストセラー作家はどうかわかりませんが、一冊の本を書き上げたときに感じる達成感には格別なものがあります。自費出版の著者であれば、人生における一大事業といっても過言ではないでしょう。僕もこれまでに何冊かの本を出版し、そのたびに大きな充足感や達成感を感じています。
充足感、あるいは達成感といったものは、本の完成までの間に何度か味わうことになるでしょう。まず、原稿を書き上げたとき。続いて、数度のわたる校正作業を終え、下版(印刷工程に移行することを確認・承認すること)したとき。自分の手を離れ、いよいよ印刷という段階です。
写真集や画集といった、シビアな色再現が求められる出版物の場合は、著者が印刷に立ち会うことがあります。印刷会社にもよりますが、一般的な本であっても希望すれば印刷立ち会いは可能でしょう。自分の著書がオフセット印刷機で次々印刷されていく。印刷会社に長年勤めていると感覚が鈍くなってしまいますが、著者にとっては感動的な時間でしょう。僕も雑誌「northern style スロウ」の創刊号の刷り出しに立ち会って、不思議な気持ちになったことを覚えています。
製本に立ち会うという人を見たことはありませんが、製本の工程も見学するとおもしろいものがあります。バラバラのページがまとめられ、表紙にくるまれて一冊の本になる。仕上げに背表紙を除く三方を断裁すれば、本の完成です(並製本の場合)。
完成した本を手にしたとき。充足感や喜びがピークに達する瞬間でしょう。僕は紙やインキの匂い、そして手触りを入念に確認します。製本したての本の角がチクチクする感触。たまりませんね(この気持ち、わかってもらえる人はきっと少ないでしょう)。
一通り喜びに浸った後、次に待っているのは「本を送呈する」という作業です。本の内容にもよりますが、何冊か、人によっては何10冊も送呈先があると思います。感謝の気持ちとともに、出版に至った経緯などを記したあいさつ状を添えて送りたいものです。本とは別にメール等でメッセージを伝えるという方法もあります。
出版記念パーティーを企画するのもよいと思います。ただし、出版記念パーティーは著者が主催するものではありません。著者に近い間柄の人が出版をお祝いするというのが本来の姿。親しい友人に発起人になってもらうのがよいでしょう。
出版記念パーティーは、当然ながら「本の完成後」に行われるものです。校正作業に手間取っていると、印刷・製本工程がギリギリのタイミングになることがあります。パーティーの日程は本の完成が遅れることを見込んで立てておく必要があるでしょう。
僕も何度か、出版記念パーティーに招待されたことがあります。個人の出版物のパーティーでは、アットホームな雰囲気に包まれ、ひときわ感慨深い時間となることでしょう。自著を読んでもらうための自費出版ではあるのですが、出版を通じて旧交を温めたり、友人・知人が一堂に集う絶好の機会といってよさそうです。
