
おはようございます。
朝から講義資料作成に全力を注ぐ。ようやくスピードが上がってきた。スイッチが上がる、またはギアチェンジするタイミングは不意にやってくる。毎度ながらヒヤヒヤする。11時、ミーティング。午後3時頃、講義資料完成。帯広畜産大学に送る。5時、帯広市役所でミーティング。6時半、同友会事務所。7時、中小企業家同友会とかち支部金融懇談会。日本銀行帯広事務所所長、田原謙一郎氏による話題提供。コロナ禍の世界、日本、道東・十勝の話。産業構造の違いにより、他の都府県に比べ北海道経済の回復は遅れるが、農業・食品が基幹の十勝は底堅い……という話だったと思う。9時20分帰宅。
環境の変化
地域企業にとって一番の関心事は地域経済ということになるでしょう。しかし、グローバル化が進んでいる今日、地域のことだけ考えればよいというものではない。世界的な動きと連動していたり、複雑な要因が絡み合って自社に影響をもたらしていたりするものです。
田原所長は「個人消費の回復」「外需の上振れ」「原材料価格上昇」の3つを挙げていました。製造業である我が社としては、原材料価格の動きが非常に気になります。用紙価格は2019年に大幅に上昇しましたから、たぶんこれ以上はないと考えたいところ。最近目立つのは、木材、鉄、銅、アルミといった素材ですね。国際的な要因から急騰して、大変なことになりつつある。
原材料価格に限らず、コロナ禍の影響により、極端な現象が目立って増えているのではないかと思います。ワクチン接種が進むアメリカでは、観光・飲食の需要が戻り、一部にはコロナ前のレベルに達しようとしています。この結果、人手不足問題が深刻化。また、旅行価格や住宅価格の上昇も著しい。このような現象は、アメリカほどではないにしろ、日本でも起こりうると考えるべきでしょう。
昨日、宿の予約をしたのですが、宿泊代が以前よりも高くなっていました。コロナ対策のためのコスト増が要因のようです。コロナ前の異常な高値とは異なり、納得レベルの価格。今後、新規感染者が減り、安心して旅行や出張ができるようになることを願っています。
観光といえば、北海道では観光産業の比率が他の都府県よりも高い。まだまだ安心して旅行できる状況ではありませんし、インバウンドの需要は当面期待できない。そうなると、北海道経済は日本の中でも回復が遅いと考えるべきでしょう。ただ、僕の肌感覚(正確さには欠けますが)では、十勝にやってくる人は増えてきているような気がします。何となく動き始めた。そんな話を聞くようになってきました。新規感染を抑えながら景気を回復させる。そのような動き方になるでしょう。
田原所長の話では、ハコ物への設備投資が減り、機械、ソフトウエア、研究開発、環境関連が増えているとのことでした。ハコ物が減ったとはいえ、物流拠点等の建設需要は旺盛だそうですから、全体としては上向きのようです。減少基調なのは航空、鉄道いったところ。人の動きが元通りになるまではまだ時間がかかるでしょう。
地殻変動のように世界も日本も地域も大きく変わってしまいました。その中で格差はさらに拡大している。国、地域、業界、そして個々の企業の格差が拡大。それに伴い、個人の格差も拡大しています。これを修正するのは容易なことではなさそうです。「法人税の最低税率15%で130カ国が合意に達した」というニュースが1週間ほど前にありました。格差縮小へ向けた動きが望ましいことはいうまでもありません。
その一方で、地域企業は2つの選択肢のどちらかを選ばねばならないのではないでしょうか。それは「激変する環境に対応する」か「変化に影響されにくい業態に変える」かのどちらか。どちらにしても、自社を変え続ける以外に道はないと思っています。
