
おはようございます。
朝6時半、風景撮影しながら斜里へ。11時到着。取材先は何度も訪れているところ……だと思っていたのだが、昔の写真しかないとのこと。改めて撮影させてもらう。「スロウ日和」に使用する写真らしい。午後1時半頃取材終了。小清水のニハチ食品で鮭とばを購入。ここから帯広までは3時間半。撮影しながら帯広に戻る。6時40分頃帰宅。
日本自費出版文化賞について
NPO法人日本自費出版ネットワーク(以下、自費出版ネットワーク)をご存知でしょうか? 設立は1996年。自費出版の普及を通じて、地域に根ざした学術、文化、歴史、芸術の振興と豊かな市民文化の創造を目的に発足した組織です。
自費出版は日本の出版文化の一ジャンルを形成するものとして、存在感を高めつつあります。そう感じるのは、自費出版ネットワークが主催する「日本自費出版文化賞」で質の高い作品の数々に接しているため。同文化賞は自費出版の振興を図るとともに、その文化的地位を高める目的で1997年から開催されるようになりました。応募部門は次の7つ。
1.地域文化部門
2.個人史部門
3.小説部門
4.エッセイ部門
5.詩歌部門
6.研究・評論部門
7.グラフィック部門
僕は2001年頃から一次審査員を務めています。最初のうちはグラフィック部門を担当。10年くらい前からは地域文化部門を受け持つこととなりました。毎年春になると段ボール2箱分の書籍が送られてきます。すべての作品に目を通すのは大変なのですが、それらの中には驚くほど読み応えのある作品が含まれています。
自費出版物には手作り感のある本もあれば、著者と編集者の力量を感じさせる洗練された本もあります。商業出版のように「売れること」を第一につくられた本ではありませんから、実験的、個性的な本もあります。
一次審査員を担当しながら、ときどきハッと気づかされることがあります。出版による表現活動には無限の可能性がある。小さな枠に自分を閉じ込めて窮屈な作り方をする必要はないのだ……。そんな気づきが得られるのも、審査員の役得といえるでしょう。
全国各地の一次審査員が応募作品を一次選考(4~6月)し、その上で二次選考(7月)が行われます。最終選考が行われるのは9月。ここで入賞、部門賞、特別賞、大賞が決定されます。入賞作は最終選考委員会終了後、記者会見の席上で発表され、朝日新聞紙上などに掲載。10月または11月に開催される日本自費出版フェスティバルにて表彰式が行われます。
応募資格は「制作費用の全額または一部を著者(個人・団体)が負担し、日本国内で最近10年以内に出版され、主として日本語で書かれた一般書で、製本された著書が対象」(自費出版ネットワーク公式サイトより)。作品募集期間は12月~3月。
日本自費出版文化賞への応募については、自費出版ネットワーク会員企業(当社も会員)に相談するのがよいでしょう。または、自費出版ネットワーク公式サイトから登録することも可能です。