northern style スロウ vol.59を発行いたしました
クナウマガジンで企画・編集いたしました「northern style スロウ vol.59」が本日発行となりました。
巻頭特集「生きて、活きる、花」
フキノトウが顔を出したと思ったら、福寿草がそこここに。エゾエンゴサクやカタクリも、気がつけば一面に可愛らしい花を咲かせています。もしかすると、あの川沿いにはそろそろミズバショウが…? スズランも、エンレイソウもハマナスも、ぜーんぶ見逃したくない! 穏やかな気候とは裏腹、この時期の胸中は、短い花期を一瞬たりとも逃すまいと、いつもドキドキしています。抜けるような青空が広がる日、デスクで原稿を書いているときなどは特にそわそわ…。
春の到来を待ち侘びる、北海道の私たち。大好きな花の特集ですが、今回はこれまでとはひと味違います。それは、花を「1年中楽しめるテーマ」として捉え直したという点。生花の時期が短い地域だからこそ、花に寄り添って暮らす「達人たち」は、晩秋から次の春までの長い間にも、花を楽しむたくさんの知恵を持っているのではないでしょうか。
リース、ハーブティー、イラストなどさまざまな切り口で、花に新しい美しさを見出す方法。そして、種採り、苗づくりなど、まだ雪の残るうちから始める、次のシーズンへの準備。庭の花の世話をし、野の花を眺めるひと時だけでなく、1年中、花を楽しむことはできるのです。ドライフラワーにしようか、ハーブ調味料を作ろうか、種を採ろうか…。秋冬の計画も立てながら、咲き誇るガーデンを巡るのもいいものです。
コンテンツ
■巻頭特集 生きて、活きる、花
・花と人、それぞれに
IZURU 小野いずるさん
花工房あや 岡本あや子さん
Kangaroo Factory 大和田誠さん 由紀子さん
ハーブ研究家 かりのあさのさん
・ハーブにまつわるワークショップ
ピアソン会ハーブ部会【北見市】
Lien【旭川市】
・コテージガーデンの梅木あゆみさん
種のこと、苗のこと、花と在る生き方のこと。【月形町】
・大森ガーデン 大森恵子さんが教えてくれたこと
感性を広げれば、植物のある暮らしはもっと楽しくなる【広尾町】
・草花と共に佇まいが変わる家【中札内村】
・庭がくれる恵みを暮らしの中に【滝上町】
・藤川志朗さんに教わる花を描くたのしみ【岩見沢市】
■スロウセレクション
■単独企画
・佐藤公一郎さんが、万年筆に託して届ける思い【釧路市】
・さいとう製パン、開店です。【ニセコ町】
・昔の苦労に支えられて、今がある不思議。【壮瞥町】
・トントン工房ゆり介の銅のものづくり【由仁町】
・「yomogiya」が作る未来【長沼町】
・“山輔”という生き方【津別町】
・前田一歩園の復元の森を尋ねて【釧路市】
・春夏のツアー、とっておきを用意してお待ちしています。【帯広市】
[連載] 記憶の中の風景 vol.59
[連載] 北海道ゆったりある記 【小清水町】
[連載] 北海道 来るべき未来を見つめて 【月形町】
[連載] スロウなカフェを訪ねて
[連載] 鈴木周作のさっぽろ市電日記 【札幌市】
[連載] とりのはなし ノゴマ 【小清水町】
northern style スロウは、道内主要書店でも販売中。クナウマガジンHPからもご購入いただけます。
https://www.n-slow.com/books/books-12181