映像だからこそできる表現方法で、話題の発信源に
「ソーゴー印刷は、とにかく人が良い。若い人もしっかりしている人たちばかり。かつて僕が東京で身を置いていた業界はすごく派手で、他人を蹴落として這い上がっていくみたいなところがあったので、よけいにそう感じるのかも(笑)」。
高校を卒業してすぐ、田中は映像系の仕事を求めて東京へ。バブル期の真っ只中にあって就職先はすぐに見つかり、上京から10日後にはテレビ番組の制作会社で働きはじめました。仕事を通じて著名な作家や政治家、さらにはジャネットジャクソンやマライアキャリーにも会ったことがあるとか! その後十勝へ戻り、映像を軸にしながらさまざまなメディア系の仕事を経験。ソーゴー印刷に入社してからはスチールカメラでの撮影も本格的に始め、営業~原稿作成~撮影~編集までこなすオールラウンダーとして活躍しています。
2019年発行の「十勝ミルクブック」は、そんな田中の発案から始まりました。「NHK朝ドラの影響力はいろんな場面で目の当たりにしていたので、十勝が舞台となったこの機会に何かやらないともったいないと思っていました」。情報はただ発信すればいいというものではなく、届けるタイミングが重要。これまでの経験から学んだ“生きた教訓”だといいます。
新聞、ラジオ、フリーマガジンと、十勝はメディアが発達した地域。その中でも田中の強みはやはり映像制作にあります。「映像ならではのインパクトを持って、これからも話題性のあるものを仕掛けていけたら。ちなみに僕は動物占いでたぬきなんですけど、根拠のない自信を持っているタイプ。それでここまでやってきたから、たぶんうまくいくと思ってます(笑)」。