安全で環境に優しいノンアルコール印刷
印刷の工程では、通常IPA(イソプロピルアルコール)というアルコールが使用されますが、ソーゴー印刷ではこれを使わないノンアルコール印刷を行っています。IPAは水と混ぜ合わせると表面張力を下げながら粘性を高める特性があるため、IPAを使うと版面に水が行き渡りやすく、印刷の作業がより簡単になります。
しかしIPAは揮発性有機化合物の一種でもあるため、長く使用すると吐き気やめまいなどを引き起こすことも。引火性も強いうえ、地下に浸透してしまうと土壌汚染や水質汚染を招く可能性もあり、取り扱いには細心の注意が必要な溶剤なのです。そのため、環境省は使用量の削減を推奨しています。
当社でも、以前はアルコールを使用していましたが、今ではアルコールレス対応の溶剤(H液)のみで印刷を行っています。人に安全で環境に優しい、がモットーです。

以前の様子。右側の青い缶が、アルコールの缶です。左側の白いポリ容器に入っているのが、H液。2種類の液を使っていました。

現在の様子。H液だけを使っています。背後にある白い機械で、水と混ぜ合わせて使います。

湿し水ろ過装置。環境を守るために当社では印刷に使用する湿し水を濾過装置を使い全て処理しており、外部には一切出さない活動を行っています。